主演ピエール・ルノワール、編集マルグリット・ルノワール、助監督ベッケルという常連メンバー。周囲に家は三軒しかない十字路の不可視、濃霧と大雨によって自動車のヘッドライトが濡れた地面に反射するショットは…
>>続きを読むお話が複雑なのかディテールにこだわりすぎているからなのか肝心の殺人事件の行方が飲み込めないまま映画が進行していくのに戸惑うが、それでも闇と光が交差する映像の美しさや関係者たちのユーモアに満ちたやりと…
>>続きを読む確かこの作品がメグレ警視のデビュー作ではなかったかしら。
「フランス映画パーフェクトコレクション」の一本です。
大分前に見たので、殆ど忘れていた。
メグレは一見鈍重なのに、いつのまにか鋭い観察力で犯…
刑事が犯罪を解決するストーリーとしては、よく知った面白さはない。トーキー初期であること、サイレント映画的な「イメージつなぎ」が多いこと、全体的に空間やシーン間のコンティニュイティが曖昧、人物の同定が…
>>続きを読む メグレ警視と言えば、有名な刑事小説シリーズの主人公だが、その映画化をジャン・ルノワールがしていたとは驚きだ。
車中で死体が見つかり、その犯人を追うミステリーで、フレンチフィルムノワールの先駆的…
ジャン・ルノワール監督による犯罪ものだが、1932年作品なので古典的にこじんまりした感がある。ただ、犯罪ものの割に陽気な音楽を使ったりしており、観ていて楽しい。
助監督はジャック・ベッケル。
オー…