ジャン・ルノワールのトニの作品情報・感想・評価

『ジャン・ルノワールのトニ』に投稿された感想・評価

ノノ
4.0

ジョゼファが夫に銃口を向ける時の目つき、トニが高架を不器用に走るシーンと、撃たれて死ぬ直前に電車と地面の隙間から見えるショット、めちゃくちゃ好き。愛憎ドロドロの事件が起こっているのに自然は美しい。背…

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94
4.5
ラストカットが最初の移民でやってくる所にかかってるとは!唸った。
村社会の痴情のもつれの話。ジョゼファの他の男たちがどいつもこいつもゴミ野郎過ぎる。
Ryoji
5.0
なぜこうなったのか? 選択の重みと人生の不可避性、もし違う選択をしていたら?という思索に導いてくれる。湖で自殺を図るマリーの絶望、高架を駆け抜けるトニの運命、視覚的に深い。

ルノワールが警官の手記を元にした痴情のもつれによるドラマ。殺人事件が好きな監督だよなあと観るほどに思う。

女性が二人出てきて、愛が重い女と、尻軽という面もありつつ、そのせいで男から襲われやすい女で…

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kazun
3.2

多くの移民が集まる南仏。採石場で働くトニと妻マリー、現場監督のアルベールと妻ジョゼファの愛憎劇。

トニは同じ下宿のマリーの束縛と嫉妬から逃れたくてジョゼファと浮気するも、アルベールに強引に寝とられ…

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tntn
4.0

奇妙な映画。ストーリーだけ抜き出せばノワールで、大枠のプロットはメロドラマ、演出はあえて言えば「リアリズム」。これらの要素が混ざった結果そのどれでもない映画を見ている気分になる。
鐘の音や冒頭から繰…

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悠真
3.8

面白いけど、ストーリーはネオレアリズモな感じの王道の愛憎劇

奥の遠くまでピントが合っている採石場のシーンや、玄関から外を撮るようなカットなどの独特の奥行きはゲームの規則につながる
すごくジャンルノ…

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tomoko
4.2
フェルナン以外やばいやつしかいない。

アルベールは殺されてスッキリした。

日仏学院のジャン・ルノワール生誕130周年記念特集にて。

南仏に出稼ぎにやってきたイタリア系移民トニの物語。

ほんトニあった痴情のもつれ事件。

蜂に刺された毒を吸い出し、メロメロかと思いきや、…

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☆日仏会館のルノワール生誕130周年記念特集の一本。ほぼ満席。
☆坂本安美さんの前口上が素晴らしい。イタリアのブーツの右上のほうからの移民が多い。ルノワールのアイデアでその土地のイタリア民謡を取り入…

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