本来、「他者」同士が同じ屋根の下で暮らすということ自体が不自然なのではないか。その不自然さを乗り越えて結ばれているはずの家族の中にもし「他者」が紛れ込んでしまったら、家はその他者にとって地獄、「世…
>>続きを読む母親の過剰な母性と、兄のいびつな父性。
深いところに愛情が在ることはちらちらと見え隠れするのに父親不在のこの家族の歪みは補正されることなく、一人の小さな人間のたかが世界の終わりと言葉をのみ込んで実家…
不知の病からもうすぐ死ぬことを告げるため、次男ルイは12年振りに疎遠になっていた家族と再会するお話。
主人公ルイにギャスパー・ウリエル。終始苦悶し、せつない表情がまた美しい。事故死してしまったので…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual