この映画を見たのは2年くらい前。
はじめてこの映画を観たあの時の衝撃たるや言葉にできない。
今、彼らが生きているのかも分からないけど、彼らがカメラに向ける激情を、声を、たくさんの人に見て考えてほしい…
スコアとかつける映画じゃない。
無知は罪だと師は言いましたが、
それ言葉が再び胸に刺さった映画でした。
シリア紛争下、彼らがどんな表情で、どんな言葉を発するか。
果たして想像できたものでしょうか…
みてる間、体に力が入って途中から手足が震えてきた。
同じ地球で起こってる事なの?
瓦礫になった町と、絶え間ない乾いた銃声、別世界のような明るい日射しに、鳥のさえずり。
この映画は2011年~201…
報道番組でもほとんど観ることのないシリアの戦争風景。そしてそこで生きる人たちの生の声。
「傍観している世界へ」
「戦うなと言うが、じゃあ誰が戦うのか」
故郷を奪われるということは、命を奪われるの…
このレビューはネタバレを含みます
自分にとっては、ニュース以外でのシリアの映像をみることができたという点で、まずとても意味があった
人が生きて暮らしている場所としてのシリア
登場人物の深い疲労、消耗が印象的だった
あと、女性や子ど…
「平和的な訴えは無駄だ」とか「殉教が望みだ」とか、ホントにそうなのか?と思う発言は多いけれど、これが誇張も脚色もされていない現実だという世界の一面を知るための映画。
団地のある部屋、生活感のあるベ…
このレビューはネタバレを含みます
面白い映画ではない。
何故ならシリア内戦の現状を映し出した極めてシリアスなものだから。
音楽を通じ民主化と平和を求めていた市民が、何故彼らは武器で身を固めなくてはならなくなったのか。
何故故郷の街…
熱を帯びた空気のなか、突き上げられる聴衆の拳。あの日、その中心に確かにいた青年の叫び、歌が砂塵に虚しく吸い込まれていく。遺されるのはなんたる無。
見終えて直ぐ、何も言えなかった。その言えなさを忘れな…
このレビューはネタバレを含みます
私が難民支援団体のボランティアをやっている理由
この映画の主人公は、サッカーのユース代表チームでゴールキーパーとして活躍していた当時19歳の青年バセット。「ああ、こいつ、いいヤツなんだな」と言うこ…