女子高陸上部のみちるを中心とする、満たされていない少女たちの群像劇
なりたい自分になれない、こうあるべきと自分を律すれば疎まれる、痛みと印による自己確認作業、何者でもない自分
大学の卒業制作作品…
主人公は一応みちるということになっているのだけど、それよりも新田の存在感がすごい。
人一倍責任感が強く、そのための行動もする新田は、だけど人から信頼されていない。
すべてを背負っていることに生きづら…
身体の一部を彼氏に噛んでもらうというアブノーマルなフェティシズム?少なくともマイノリティな欲求(性的とは異なる)には興味を寄せるが、全編を通して散漫というか自主制作の強度に対して焦点の定まらなさが興…
>>続きを読む女子高校生の危うさの描き方が「台風クラブ」っぽい。
そして、女子校部活の日常の雰囲気は「桜の園」っぽい。
全体的な雰囲気は日活ロマンっぽい。
繊細な心の動きが表現できていて日本映画好きな私には好物…