つまんないことで収監される、そりゃ逃げるよな。不器用な若者がいたら、そりゃ楽しいことさせてやろうと思うよな。でもこれ限りの関係だし、生活は続くし、現実はあっさりしてるよな。
人間も社会もどうしようも…
1973年のハル・アシュビー監督作品。原題は"The Last Detail"。
海軍基地に勤務する下士官のバダスキとマルホールはポーツマスまで囚人護送の任務を受ける。囚人は18歳のメドウズ、些細…
ポーツマスまでの旅を通して護送役の2人とメドウズの間には友情、あるいは兄弟愛のような絆が生まれたけれどその割には終わり方があっけなくてよかった。
“愛の逃避行”のように行動の動機が気持ちに全振りさ…
このレビューはネタバレを含みます
二人との楽しい経験がなければメドウズは刑務所行きをそれほど悲観しなかったのではないかと思わずにはいられないけど
じゃあ優しくしたことは罪なのか?と問われるとそうとも言い切れない
善意とは、優しさとは…
「誰にも怒らんやつはアホウだぜ」
観終えてからジワジワと温もりが伝わってくる映画。
てんでタイプの違う三色の糸が、繋がってはほどけ、時にこんがらがる。遠くから覗いていたはずの私達まで、道中で次第…
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