このレビューはネタバレを含みます
全編フランス語ではなくイタリア語だったことに驚く。
そのせいもあるのかアラン・ドロンの台詞が始終最小限に止められている。
云われてみれば確かに『サムライ』に通ずる世界観がある。
ただ、こちらにそこま…
ラストは、ドロン映画お決まりのアレ。
誰も信じられないってことをアランドロンが教えてくれる。
マフィア映画全盛時代に作られただけあって、マフィア描出に長けている印象。
アビエイター型のサングラス、久…
【血讐】
霧、霞、靄、自動車排気、黒煙、吐き出される吐息、紫煙、湯気、望遠に依る近景シャローフォーカス等、全編に揺蕩う〈朧〉なイマージュ。その中で寡黙に佇むドロンが醸し出す無上の哀感に痺れる。
…
やれやれヤバイところを見られちまった、って顔で肩を竦めて銃をぶっ放すドロンがクール。
で、人を殺したその足で自宅に帰り、眠る息子に優しくキスをするドロンに痺れた!もうこの開始10分がハイライトと言っ…
1973年。あるやり手のマフィアの殺し屋が息子の為、組織を抜け出そうと、もがく話。
ラストシーンの教会のシーンや家族と仕事との付き合い方で葛藤するなど、どこか『ゴッドファーザー』を彷彿させる。それで…