ストーンウォールのネタバレレビュー・内容・結末

「ストーンウォール」に投稿されたネタバレ・内容・結末

158 6月4本目
同性愛がまだ犯罪とされていた1969年に実際に起きたストーンウォールの反乱という同性愛者の権利獲得の起点となった暴動をベースにした話
田舎の高校に通う主人公がゲイであることを周囲に知られてしまったことからNYに出てきて、そこで出会った身体を売って生きている同性愛者のレイに助けられ件の出来事に繋がっていく、的な感じ
ダニーとレイの信頼関係が深まるシーンだけもうちょっとあって欲しかった。
観る前から分かってたけどやっぱり重い題材。でも穏やかな終盤はすごいいい雰囲気だった。主人公が悲惨過ぎなかったし、色んなことに決着を付けたラストはほっとした。
エンドロール、、、
【主人公ダニーの葛藤を考える映画】

パッケージ見て男女の恋愛物かと思いましたが、結構ガチガチなLGBT映画でした。


🟡ストーリー
1960年代のアメリカ。
同性愛者は病気とみなされ、
雇用の対象外とされ、
お酒の提供も禁止されてしまい、
世間から人間として扱ってはくれない、
ひどい迫害を受けていた。

主人公のダニーは、自分が同性愛者なのか分からない感覚を持ちながら、しかし同級生のジョーを好いていた。
ある日の夜、ジョーとの性行為中に同じ学生に見つかってしまい、高校内であっという間に噂が広まってしまう。
高校で呼び出されたジョーとダニーであったが、ジョーはシラを切り、自分は誘われただけだとダニーを裏切る。
家族内では妹は良き理解者であったが、厳格な父親は口を一切聞かないほどになり、家族内でも高校内でもダニーは居場所をなくす。

ダニーは家を出ることを決め、LGBTの理解者を求めてクリストファーストリートへと向かう。
そこで出会ったレイという男性やその仲間たちとつるむようになるが、彼らの生活環境や警察からの執拗ないじめ、逮捕などを目の当たりにして、ゲイであることの壮絶さを感じるのだった。
端正な顔立ちをしていたダニーは、かなり目立つため、様々な男にロックオンされ、自分の体を売る場面もあった。

無理やり男唱として働くようにと連れ去られたダニーを、レイは助ける。
警察と男唱を手配するギャングが賄賂で繋がっていることを知ったダニーは、マイノリティであるこの生き辛い世の中に怒りを隠しきれず、警察へ抵抗をする。

大きな一歩を踏み出した彼らは、より一致団結し、晴れやかな気持ちで朝を迎えるのである。
そして、彼らをはじめ多くの同性愛者は
1970年初めてのゲイ解放運動を行い、参加者もその後増えていくのであった。



🟢性同一性障害への考え方
現代においても、偏見は多く残るものの、
テレビで活躍するLGBTの方々を見ると、個性として受け入れられているように感じますね。

しかし、約60年前、彼らは病人扱いで、人間と認めてもらえない存在であった。

同性が好きであることが"いけない"こととして、隠す。もしくは、自分は違うんだと言い聞かす。
今作品ではジョーがそうであり、確かにダニーを好いていたが、世間体を気にして、女性と結婚をしています。
ここは難しいですが、彼らはまだ高校生でしたので、思春期特有の複雑な感情なのだと思われる。
ダニーは自分が同性愛者であることを否定もせず、家族からも離れて自立するという、かなりの覚悟を感じます。

誰かを好きになるのは奇跡的なことであり、それが同性であると、なぜ気持ち悪がられるのでしょうか。


生物学的に見ると、
雄と雌は惹かれあい、子孫を残す存在である。要は、性的欲求は動物の本能であり、子孫を残すことがある種、生き物の使命なのかもしれません。

それは同性間では不可能です。

しかし、実際にはクリストファーストリートには多くの同性愛者が存在し、人間はこうあるべきだという決まりはないのである。

多様化という言葉が広まり、
マイノリティであることが恥ずかしいことではないという最近の考え方は、
黒人やこういったLGBTの方々の勇気ある一声が実ってきたからであるといえます。

それによって死人が出てきた歴史を、私たちは軽んじてしまってはいけないし、
偏見を持って強く冷たく当たることは、許されない行為だと感じるべきなのである。


🟢ダニーの葛藤
地元を飛び出してきた彼には同情ができた。

しかし、彼は富豪のゲイおじさんからの誘いを受け入れる瞬間が何度もあり、それに耐える表情を何度も見せていました。
ここがイマイチよくわかりませんね。
嫌ならなぜ簡単に受け入れるのでしょう。

お金欲しさとも思えません。
目的もコロンビア大学へ進んで、夢はNASAに入ることとも言っていました。

この夢と実情との差に、リアル感がなく、
ダニーの感情を読み取ることができませんでした。

それが葛藤とするならば、もう少し言葉が欲しかった。
50年前の6月28日。

彼らには同性愛者(ゲイ)ということ以外に共通項はない。それぞれ育ってきた環境はもとより、考え方、生き方、この先の未来も違う。でも彼らが望むことは共通していた。同性愛者に対する不当な扱いや暴力、偏見による差別を無くすこと。生き方を自由に選択できる社会と人間としての尊厳と権利を守ること。

自由を求めるゲイの若者たちと対照的に古い考えを捨てられない世代もいた。でも周囲の人々の意識は徐々に変わり始める。はじめは理解を示してくれなかった人達とも少しずつ距離が近づいていった。時代は古いものから新しいものへと日々移り変わる。50年前に突如起こったこの運動は今もなお続いていて、この先の未来へと受け継がれていく。
レンガを投げて窓を割ったり人に火をつけたりするのを肯定してるのか、自分の感情としては戸惑いしかなくてちょっと悩んだ。長く虐げられた挙句の暴動はさぞ快感だったろうな!と思ったし、これぞ平和ボケだな私!とも思った。
苦難の時代だったし、真っ当に生きたくても叶わない時代だったのはわかった。
多様性を受け入れようと言いながら浮気ダメなのは常識でしょ的な了見が狭いのか広いのかよくわからん今の時代からみても、同性愛ダメなの常識でしょの当時の感覚も理解できないこともないんだな。
この暴動と別れの後から笑顔のパレードまでの間には何があったんだろうか。派手さはないかもしれないけれどそっちのドラマの方も見てみたい。
ゲイの人権を勝ち取るために戦った、NYクリストファー・ストリートに実在した人たちを描いた映画。1970年のゲイ解放の行進を最初にした方々のお話でした。

みんながすごく明るい。1つの部屋いっぱいに鮨詰めになりながら眠り、体を買う客や警察に殴られる暮らしの中で全部をからかって話して諭している様な諦めている様な明るさ。だから主人公ダニーがやけになり力でそれを壊そうとする変えようとする(ゲイBarに向けて)レンガを投げるシーンにどうしても悲しくなってしまいました。

エドは大変身し過ぎで驚きです。警察官にも本当に虫唾が走ったけれど、あいつもあんな非道なことをしていたのにとエンディング人物説明ですごくモヤモヤ。

思ったよりもずっと多くの国々でゲイが犯罪なんですね。自分の考えを超えてしまう人を見て怖がったり恐れてしまうのは分かるけれど何で罪になるんだろう?

いつかダニーの妹さんみたいに違いを違いのまま正しく受け入れられる様になれたらと思います。あと必要な分だけ手を差し伸べられる穏やかな荷物預かりのボブみたいにも( ´◡` )全く知らない時代背景をほんの少しだけ知ることが出来ました.*
「ストーンウォールの反乱」1969年にアメリカ、ニューヨークのバー「ストーンウォール・イン」を中心に興ったLGBTの抵抗運動を元にした実話。

インディアナ州からにやって来た青年、ダニーの目を通して、ゲイやレズビアン、ドラァグクイーンなどが虐げられながらも必死に生きる姿を映す。ダニー役は『戦火の馬』などのジェレミー・アーヴァイン。

田舎っぽさと美形っぷり、そして苦悩や悲しみの表情がとてもいいダニー役をはじめ、ゲイストリートの仲間たちの配役がとてもよかったと思います。姉御肌のレイはじめ、ドラァグクイーンのおねえさんたち、なかにはビートルズ風コスプレのおしゃれなゲイの子や元海軍の無口な中年ゲイなど、ちょっとキャラクターがたちすぎてステレオタイプ過ぎると一刀両断されてしまいそうだけど、猥雑なニューヨークの下町を描いた70年代風ミュージカルがはじまるんじゃないかという雰囲気。田舎でのダニーの家族との逸話や、切ないコイバナを挟んだり、テンポがよく、そういう意味ではとても見やすい。出てくるの男性ばかりだけどね。

結局、軽さやエンタメ風に徹底するわけでもなく、かといって、昨今描かれるような黒人差別から立ち上がる人々のような、LGBTと社会の問題に踏み込んだ重い作風になるわけでもなく、ちょっとどっちつかずでもったいない気がしました。

ただ、政治運動など大きな話としてではなく、ダニーの二度の失恋話はリアルで痛烈だったな。政治運動のほうがサイドストーリーに思えちゃう。

田舎にいたころ高校の同級生のジョーにひそかに片思いをしていて、狙ってる女の子はいるがやらせてくれないから、と、いいように身体だけ使われてしまう「都合のいい男」だったダニー。他の同級生にばれ、さらに学校にばれ、厳格な教師である父にもばれ…
こうして地元にいられなくなった顛末をNYでホームレスしているうたたねの中で回想するんだけど。ジョーがありえないぐらいのクソ野郎で、自分の都合で呼び出してやらせてくれない彼女の代わりにブロウジョブさせたり、学校にばれたとき「ダニーに無理やり迫られた」と言い逃れるなど、こんなクソ男に思いを寄せていたダニーがもうかわいそうでかわいそうで。

でもダニーが地元から逃げ出したとき、最後にジョーに会いに行くシーンがあるんだけど、この偏見の時代に偏見の土地で生きていかねばならないジョー(それまではモテ男で仲間の中心にいた)。彼のその後の地元での立ち位置にもちょっとだけ思いをはせてしまいました。

また、NYにいってから、恋に落ちてしまう活動家トレバ―。都会的で頭が良くて、弁舌巧みに男たらし、人たらしぶりは相当なもので、田舎出身のダニーなんかひとたまりもありません。やっぱりクズ男だっ。

これら切ないエピソードや迫害や偏見の痛みは、誰かの体験なのかな、と…監督名をみたら、エメリッヒ?!?!(二度見)。あのローランド・エメリッヒと同姓同名かよ、とまで一瞬おもってしまいましたが、本人でした。彼もカミングアウトしていたのですね。だからこその、どこかメジャー風な配役と、キャラのたちかただったのかな、と。ストーンウォール・インのマスターで裏社会にも通じているロン・パールマンとか、ほんとずるい。出てきた瞬間笑うしかない。でもとても大事な役(エンドロールで彼のその後が語られます)

それから、ダニーが田舎に置いてきた妹ちゃんがとてもかわいい。何処かで観たと思ったら、ホワイトハウスに潜入した(チャニング・テイタムの方)娘です。ちょっと大人になっていたけどアヒル口と泣き顔は変わらず。

エメリッヒ監督作品だからなのか、どこかハリウッド然とした配役の中で、ダニーや仲間を助ける姉御のレイ役の彼はよかった。強さも悲しさもそれから美しさもリアルでした。ゲイという特殊な設定ではなくとも、きっといい人。こんな虐げられる時代じゃなければきっとひとかどの人物になったんじゃないかな。

ゲイ仲間の中で一人、レイになにかとたてつくヤク中っぽい赤毛の青年…またまたケイレブランドリー・ジョーンズでした!言われなきゃわからないぐらいの変身ぶりでしたが。スリービルボード、ゲットアウトに続き、またまた彼を発見!

ところで・・・。
同性愛者は犯罪者。または病気とみなされ、逮捕され、また電気ショック療法などの治療が施されることもあったということでした。いろいろ大ざっぱなわたしから見て、男同士でカーセックスとか、男同士でそういうこと、なにが犯罪?と思うのですが、やはり人にお見せすると考えると、それはあかんと思うのですよ。不快に思うのは同性同士のカップルのみならず、異性同士カップルにしても同じこと。電車のなかとかさー。白昼の公園とかさー。「愛があるんだからいいじゃない」とか言う前に「不快に思う人がいる」と気づく良識と配慮が必要なんじゃないかしらね。それも「愛」のかたち。動物じゃなく人間なんだからさ。

追記
ちなみにジャケは二人のゲイの恋物語みたいな見せ方だけど、ダニーとレイは姉と弟。姉御肌のレイ姐さんは、最後はほんまもんの姉のようでした。かっこいい。
彼らが彼らとして生きることで迫害され、職も辞めさせられてしまうこと、さらにそれを理由に職につけないということに驚かされた。
そうなってしまうと、当たり前だが、身体を売ること、そして犯罪に手を出してしまうのも致し方なく感じる。

あくまでストーンウォールをなぞった架空のお話であるというところがややこしいが、その歴史をメインに描きたかった訳ではなく、彼を取り巻く環境や、時代に対し向かっていく過程、成長を創造してみたかったといったことなのだろうか。
そのことに実際あった事件を使用するのはややこしいので辞めて欲しいなぁと思った。

ただ、LGBTの人たちの多様性といった部分は良い描き方をしている気がした。
ゲイは乱交しているみたいな映画は本当によくみかけるが、彼らだって、普通に恋をするものだと思う。
君は友達としてしか見られないんだといった彼の一言が、とてもまっすぐだった。
お金がないから欲しいものは盗むし、理解がないから差別するし、貧しさが罪をうむのかなぁと思った。

フィービってサリンジャーだな〜と思ってたら、ブランコ乗りながら読んでいたのがサリンジャーだった!
んんんんんんこの手の映画めちゃめちゃすきです!!劇場まで観にいけなくて唇に血を滲ませたよね!!!ね!!!!!

アメリカのこの時代のカウンターものだいすきなんだけど、最近のLGBT🏳️‍🌈トレンドを感じるーよねー。出てきた絵文字を安易に使うーよねー。

Jのこととか思い浮かんだり。でもあれはちょっと時代がちがう?か?

レイがかわいいというか美人というか。すーてーきー。髪の長い男の人がーすーきー。

金払ってしゃぶらせるんじゃなくてしゃぶるんだな。とか。でも女でもそうか。とか。
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