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「SLUM-POLIS」に投稿された感想・評価

夢One

夢Oneの感想・評価

3.4
過去記録です✍️ まずこの映画が卒業製作だと知ったとき、マジで驚き👀‼️あのクオリティーで卒業製作とは思わなかった。

監督この頃、学生だったと思うと凄いなと思った。
設定が『ぼくがかんがえたさいきょうのスラム』って感じの、漠然とした『スラムってこうだろ?』っていう拙さは致し方ないとして、とても意欲を感じる作品だとは思った。
クスリの元締めはぶっ殺しても大丈夫だけど、ヤクザの下っ端の運び屋は殺したらやべぇっていうその違いはよくわからない。殺そうが殺すまいがヤクザのシノギにケチつけたらやべぇんでねえの?
彦次郎

彦次郎の感想・評価

3.3
震災により荒廃し見捨てられし街を舞台にした青春バイオレンス映画。
主役たちの結びつきが肉体で無くアートを通して精神的に繋がっているところが素敵です。
現金輸送車襲撃など、とても未来の世界とは思えない雰囲気が却って味わい深いです。過剰極まるヤクザの報復にも時代を超えた普遍性を感じます。
個人的にはスラムポリスという名称の響きが好きです。
学生映画っぽさを感じさせないスケール感
ロケ地と美術が特に素晴らしいがシナリオがイマイチ。
荒れ果ててスラム化した時だからこそ心の拠り所になるアートや音楽・仲間が必要なんだ!
カッコよく作ろうとしてるのが滲み出た時に感じる中二病というか酸っぱい...
"それが生きている瞬間だよ。"

【STORY】
 震災復興の目処が立たず政府も撤退、無法地帯と化した地域、通称 "スラムポリス" 。
 危険で劣悪な環境から抜け出せなかった彼らの、刹那の青春。


【一言まとめ】
●大学卒業製作ってクオリティではない
●後の作品に繋がる "刹那の青春" 感!
●ヒロイン・アンナが美しい…!


【感想】
《二宮健監督3貫》1貫目

 今週のzoomのお題は『チワワちゃん』、そして今月末には『とんかつDJアゲ太郎』が公開❗️…ということで二宮健監督作品を追いました。

 なんと今作、監督の "大学卒業製作" だそう。
 勿論2041年を描くには現代過ぎたり、アクションや演出は微妙なところもありましたが、これが "卒業製作" として作られたとなると話は違いますよね!!
 その前提で考えるとかなりのハイクオリティだと思います…!恐るべし。

 『チワワちゃん』に繋がる "刹那の青春" "青春の刹那" 感は今作から健在。
 「今がずっと続けばいい、未来なんて来なくていいから」と思ってしまう、"幸せな時間とその他の最悪な時間の対比" が今作にも顕著に現れていました。

 個人的に "やさぐれた雰囲気だけど実は真っ直ぐな美女" がかなり刺さるので、ヒロインのアンナがとても好きでした。小野亮子さんは普段演劇の方みたいですね!
 映画にもまた出てくれないかなー!

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観た回数:1回
直近の鑑賞:U-NEXT(20.10.19)
これは荒廃した街で、復興した夢を追う3人の物語

2041年南海トラフ大地震後の西日本で、復興が進まないコミューン地区では急速なスラム化により事実上の無法地帯になっていた。
そこに住むジョーとアスはある日趣味で絵描きをしている娼婦のアンナと出会う、突如始まった3人暮らしで少しずつ日常に“楽しさ”を見出し始める3人、そして巨大暴力団の麻薬輸送車襲撃の話が持ち上がる。
それぞれの夢を叶える為にこの計画を遂行しようと考えるがスラムポリスに渦巻く陰謀に巻き込まれてしまう…というストーリー

『とんかつDJアゲ太郎』が公開されるという事で二宮健監督作品の予習を兼ねて劇場公開作の1つである本作を鑑賞したのですが、これが初監督作品とは思えない芸術性と世界観で驚き!
しかも卒業制作として作られたというからビックリ、あまりの反響により急遽劇場公開が決定したのも頷ける作品でした。

本作は卒業制作作品ということもあり多少作りの“荒さ”などは感じますが、それを差し引いても面白かったです。
コミューン地区と呼ばれる遠くない未来、でも荒廃したディストピアの描き方が上手く描かれていたなと思いました、ただ世界観はディストピアで荒々しく描かれているのに対し、主要なキャラクター達の描き方は物凄く繊細で淡く描かれているんです、でもその相反する2つがしっかりマッチしていて違和感無く楽しめるように作られていて見事だなぁと感じました。
その上映像はジョー、アス、アンナの3人で何の気ない日常ではしゃぐような楽しそうな映像が半分ほどを占めています。
その映像やカットの仕方などもとにかく淡く切なく、まるで荒んだ地に咲く小さい花のような側から見ればなんて事ない“幸せ”にクローズアップして映しているので劇的な描写では無いものの、深く胸に残る描き方でとても刺さりました。
その映像に合わせて優しくも特徴的な音楽が後押しするので、個人的にはメイン3人のドラマパートはどれも印象的で心に残りました。

この映画はシンプルな人間ドラマにも感じ取れますが割とメタファーや比喩的な作品にも感じ取れて、スラムポリスを渋谷、メイン3人を今時の若者に置き換えれるなと感じていて、劇中だと中国人などの移民が増えシャブなどのドラッグが蔓延しています。
これを実際の今の日本に置き換えても都心部などは出稼ぎに来ている外国人の方が増えていますし、薬物だけに限らず溢れ返っている娯楽施設なども劇中のシャブに置き換える事ができます。
そんな“スラム”でその日暮らしで夢も希望もない3人が小さな夢を見出す、というのが現代の若者を割と的確に描いているように感じました。
また劇中では夢を見つける為にスラムポリスから都心部に行く、という言動も人間の摂理でもある別れや上京などのメタファーに受け取れる描き方をしていました。
二宮監督自身、監督業界の中でも若手で且つ年齢も若いのでその辺のリアルな心情への理解と描き方はとても長けているのかな?と感じました。

「ディストピアSFアクション」と思いながら観ると退屈に感じるかもしれませんが、ディストピア人間ドラマと思いながら観るとその物語の淡さにウルっとされる事間違いなし!
是非、監督の世界観に酔いしれてみてください!
オススメです!
sumako

sumakoの感想・評価

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2020.151
え?これ卒業制作なん?すごい。
楽しい出来事って一瞬だよねって切ない絵作りが上手い。二宮監督は日本の曲は使わないんかしら。
アベラヒデノブさん好きー。
りっく

りっくの感想・評価

3.7
物語的にはチープだし、推進力もないし、意味のないイメージ映像がひたすら続く。映像的にも「スワロウテイル」をベースに、クリストファーノーランをはじめとするハリウッド映画、あるいは三池崇史や原田眞人のVシネシリーズといった撮り方や雰囲気を模倣しパッチワークしたものにも見えてしまう。

だが、これだけははっきりとしている。久々にワクワクするような才能を持つ若手映画監督が現れたと。音楽と映像への執拗なこだわり。確かに映画で一番大切であり気持ちのいい要素であり、不思議と感情が揺さぶられ、映画的な推進力はそこから生み出される。明らかに背伸びをしてスケール感を出してはいるが、その背伸びを最後まで貫き通しているその胆力、地足の強さは圧巻。

オリジナリティの域には達していないが、それでも俺はこれが好きだからとことん撮ってやるといった作り手の気概がビシビシ感じられる、目の覚めるような快作。次回作が本当に楽しみだ。
ざべす

ざべすの感想・評価

3.5
二宮健の大学の卒業制作作品。

同監督の『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY -リミット・オブ・スリーピング ビューティ-』(←こちらは商業デビュー作品。才能が凄まじい)が好きすぎて。

『SLUM-POLIS』も『リミット〜』と同じく“オシャンティ鬱”の空気がある。
もうこのオシャンティ鬱出されると、好きぃぃってなっちゃうからダメだと思う。

監督は、愛しているマンガ家の岡崎京子先生の『チワワちゃん』も2019年に製作されていて、
大好きなマンガ『とんかつDJアゲ太郎』も手掛け今年2020年6月19日に公開します。

何これ。ピッタリ賞か。
というか、『チワワちゃん』は「オシャンティ鬱です」って言われたら「分かる分かる」だけど、『とんかつDJアゲ太郎』っていきなり作風どうした?!??

いやギャグに見せかけて、マジリアルなDJモノとトンカツの奇跡のコラボレーション天才快進撃マンガなんだけど………”オシャンティ鬱”???
”油シャンティ打つ”って言われたら「そうだね!!!」ってもんよ。

みんなとんかつDJアゲ太郎観ようぜっ!!
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