ハハハの作品情報・感想・評価

「ハハハ」に投稿された感想・評価

〜草もっておんぶしてムン・ソリ〜

ムン・ソリ祭り。人知れずやってるヨ。
キャスト追っかけて良作に出会うと得した気分になる。今作はそれ。

同じ場所と時間を体験しながら決して「会う」ことのなかった二人の男の回想会話録。
繰り返す静止画カットインの印象的な乾杯シーン、どこかでみた感じがして。すごく頑張って思い出したんだけど、
昔のボラギノールのCMだった…

これがホン・サンスかと。初めて観た。(イム・サンスとごっちゃにしていたことは秘密。)
仕掛けが軽ーくて、でもしっかり効いてて、あっさりテンポよく次へ次へ。
全編通してなんか夢の中のような、旅の中のような(実際語る二人は旅行中みたいなもんなんだけど)、非現実感があった。キム・サンギョンのアホ顔面、抜けた感じも手伝ってると思う。
そういえば雨のシーンなかったな。最後雨だって言ってたけど降ってなかったし、狙ってる気がする。

詩人。若き貧乏詩人のキム・ガンウ。相手に送る詩。朗読会。生活に溶け込む詩の文化。うーん韓国。
純真で稚拙なラブの詩でムン・ソリが"落ちる"シーン、あそこ良かったなぁ。んで二人すぐ食事に戻るの。いたって普通に。軽さがいいなぁ。

舞台は港町-統営(トンヨン)。ムン・ソリは文化財の観光ガイド。うーんキュート。
トンヨン行ってみたいなぁ。
フグ料理は怖いから食えないなぁ。
洗兵館(セビョングァン)、制勝堂(チェスンダン)行ったら会えるかなぁ。ムン・ソリ。会えそうな気になってくるから不思議。そんな雰囲気のある作品だった。

あ、忘れちゃいけないのはユン・ヨジョン(母親)とイェ・ジウォン(愛人)とキム・ギュリ(謎の美女)、女性陣の脇固め。
イェ・ジウォンはすごい。何がすごいか言えないけど。すごい。

ホン・サンス監督作、すこしだけ追いかけたい。イイやつだけ観たい感じする。深追いすると飽きそうな気もする。
mare

mareの感想・評価

3.5
男二人が気兼ねなく酒を交わし合いながら互いの恋バナをつまみにマッコリを呑む映画。このユルユルな冒頭から魅力的。なんてことない気楽な会話からここまでの景色を広げて見せるのが愉快で、全く違う話に見えて実は共通の人物が関わっているというすれ違いコント的な作りが面白い。しかもそのことに気付いているのは映画を観てる私たちだけというのがまた可笑しい。カメラの動きも唐突なズームがとても多くてホン・サンスの茶目っ気が窺えたりする。最初は気楽にハハハと言える軽やかなやり取りだが、だんだんとドラマ性を帯びてきて互いの愛の行方は変わった方向にスルスルと飲み込まれていく。ちょっと変な話だけど酒を呑みながら観ても楽しそう。
第63回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門受賞作品。

ホン・サンス監督作品としては珍しい群像劇で、とにかくキャストが豪華。キム・サンギョン、ユ・ジョンサンといった常連キャストに加え、韓国のみならずアジア映画界を代表する演技派女優ムン・ソリ、「ミナリ」でオスカー最優秀助演女優賞受賞のユン・ヨジョン、若手俳優の中では抜群に光っていると思うキム・ガンウと面子が凄い。彼らが他出演作品群とは違った良い意味で力が抜けた自然体の演技を披露して見事なホン・サンスワールドを展開している。

キム・サンギョンとキム・ガンウは後に「死体が消えた夜」で、ユン・ヨジョンとキム・ガンウも「蜜の味」といった、今作とは全くテイストが異なる作品でも共演を果たしているので、韓国映画好きでこれらの作品も見ている方なら、より楽しめる筈。

作風も、ホン・サンスのテイストを保ちつつも、そこまで独りよがりな内容でもなく分かりやすい。また、コメディ作品の要素をハッキリと打ち出しており、結構ベタな笑いの取り方ながらも、役者陣が皆上手いので、きちんと成立している。

キム・サンギョン演じる映画監督、彼の先輩であるうつ病を患う役どころのユ・ジョンサン、キム・ガンウ演じる海兵隊出身の若き詩人・・この3人の男たちがそれぞれ出会う女性たちとの恋の行方を実に軽妙に描いていて楽しい。

何と言っても、終盤になってやっと地名が出てくるロケ地の舞台となるソウル郊外の港町・統営(トンヨン)の風景が作風にもハマるし、とても画になる。

韓国で訪れてみたい街がひとつまた増えた。
この間抜け感拭えない韓国のラブコメが、やっぱズームのお蔭で面白かった。上手い。
ある時点まで、ムンギョンは自分の鼻や頬を触り続け、チュンシクは前髪をかき上げ続ける。このうざったい癖を演出するホン・サンスの狙いは何だろう。
ミク

ミクの感想・評価

3.0
ホモソーシャルな会話にハハハとはならず、乾杯も痛々しいよ!全てが薄っぺらくて、外見が好みかどうかで成り立つカップルは利害関係でしかないように思えてきて、それが愛なら、寂しいです。ストーカーや不法侵入さらっと描いてて恐怖。それでも気になるのホン・サンス。
nnkssk

nnksskの感想・評価

3.3
男目線。
自然な会話って結局こんな感じかもな、

ハハハ
チャンッ
この作家性は好き嫌い別れると思う。
こういう作家さんなんだなって、自分自身を納得させながら観てました。

それでも、映画館で1900円出しても損はしない、むしろもう少し出してもいい。
sasa

sasaの感想・評価

2.0
2人のホモソーシャルな会話がずっと不快。酒を飲みながら『女ってそういうとこあるよなw』などと笑いながら互いに自身の恋愛を語る。男性性の恥部を延々垂れ流しているだけなのに、等身大の恋愛模様を描いた爽やかなオフビート作品という面構えでいるのが気持ち悪い。ストーキング、モラハラ、住居侵入を見せられて「人間のダメなところも愛おしいよね」とはならない。
同じ東アジアのオフビート映画『リアリズムの宿』にもホモソーシャルな会話は登場するが、あちらは映画全体に漂う気まずさ・不愉快さ・疎外感が却って心地良かった。こちらは独善的で無神経であることに自覚がなく、自分たちだけが気持ちよくなっているだけなのだ。
akubi

akubiの感想・評価

3.5
『愛している』がぜんぜん特別なんかじゃない。おっぱいとすらっとのびる脚を追いかける男たち。
浮気現場を目撃して「おんぶさせなさいよ」とせまる女。でも、きみのことはなんでもわかるよ。という男は(女だって)嫌いよ。
毎回やっぱりいらっとしちゃうし、"ハハハ" じゃねーよ!っておもうんだけれど、自分で笑ってやるしかないのよね、なんて。最後にはちょっぴり愛おしくなっちゃう。くやしいんだけれど。

『いい人だとおもったのに、、!!』
『ぼくはいい人じゃないよ。??』
『わかってる。。!!』
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