小麦の買占めの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『小麦の買占め』に投稿された感想・評価

5.0

「エイゼンシュテインはグリフィスに影響を受け……」という教科書的な説明を聞いたことがあっても、その具体的な参照項を見たことがなかったのでかなり衝撃的だった。確かにこれは、対位法的な二項対立のモンター…

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すえ
4.5

記録

フィルムで。再見。

ものの数ショットで資本主義社会を暴露してしまい、全く違和感なくふたつの異なる空間が同列(労働者と資本家で階級に差はあるが)に繋がれてゆく。グリフィスの知性が垣間見える作…

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3.7

大勢でわちゃわちゃしてる場面が多いので活人画の場面が生きてくる。死体を抱える男性に対しては動くなよ…と思ったが。
農民のZ軸の運動と小麦王周辺のX軸の動き。それぞれ特定の動きを与えられることで、クロ…

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D・W・グリフィス監督『小麦の買占め』(1909)

元祖貧富の差ドラマー

小麦を買えなかった労働者の哀愁がすごい…

ドラマとはいえ、
豊かさにも貧しさにも肩入れしていない端正なショットで冷静に…

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sonozy
4.0

D.W.グリフィス監督の1909年の短編サイレント。

貪欲な投機家が小麦市場を独占。その一族は贅沢三昧。
市場操作の影響で他の投機家には破産する者も。
小麦価格高騰によりパン価格が暴騰し一般市民が…

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4.4

『今』(2025年6月時点)の映画すぎてウケる。グリフィスは画面の奥行きを存分に活かした画面構成が素晴らしく、広大な畑を歩きながら奥→手前に移動する人物と馬を映したショットは印象的。固定フレーム内で…

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あらゆる画面の対比とそれを生かすモンタージュをみる。こうして映画が発展してきたのかと感銘を受ける。
労働者と資本家を交互に映す。
足を踏み外し小麦に殺される資本家を映す際のモンタージュ。
演劇にカメ…

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ぱ
-
価格の高騰で生活が立ち行かなくなることと人々が実際に動きを止めること。生活と画面の停止。

荒野の農夫が今来た画面の中を戻って行く。通り過ぎて終わりじゃない、そこ反復なんだ。種まきの途方もなさがわかる。
菩薩
-

今の映画過ぎて何一つ笑えない。かく言う私も小売の仕事をしているがマジで値上がりを店の責任にしないで欲しい、店の方がしんどいのだよ。静止する貧困、躍動する富、あまりにも世の中であり現代だ。欲に塗れて死…

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富に(文字通り)溺れる者と背中を落として労働する貧しい者の姿の対比。

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