非常にリリカルな作品。
一年前に遠くの地で自死した親友の薫(小林竜樹)一周忌の席で彼の両親から彼が描いた絵を渡され、その絵の彼女に彼の死を伝えに行くことを決心する漣(仲野太賀)
埋められない喪失感…
親友の薫が死んだ。
薫が最後に描いた絵。
それは、中学校時代の同級生の斉木環奈。
漣は、環奈に薫の死を伝える為に環奈を探す。
環奈探しの旅に薫の元交際相手も同行する。
現実的でほろ苦い。
大人の青…
中川監督は4作目だけど、毎度本当に光の使い方が美しくて見入ってしまう
ただ今作のストーリーに関してはそんなに響かず自分でも意外だった
仲野太賀さんが泣きながら飯食うシーンと、エンドロールがとても印…
後半の漣ができたてのあったかいすき焼き食べながら泣き始めてそこから泣き崩れていく様を見せられてるあのシーンにやられすぎて、その後エンドロールまでずっと感情引きずってしまい涙止まらなかった
正直もう…
どうやろ。
撮り方とか、台詞少なめで演出で魅せるスタイルとか、仲野太賀の号泣飯シーンとか、働け、の一言とか、タイトルの抜群のセンスとか、刺さる部分がいっぱいあるし、どこか引っかかる作品やけど。
肝…
中年になった今、若い時に失ったものを全て見せつけられた。屋上でのシーンは似たような体験をした記憶が蘇り、なんて美しい一瞬を生きていたのだろう若い時分を噛み締めた。若さは夜をくぐって少しずつ奪われてい…
>>続きを読む©『走れ、絶望に追いつかれない速さで』製作委員会