芥川龍之介の原作を、水木洋子が脚色、撮影は宮川一夫、美術は内藤昭。最強のスタッフによる今井正監督作。だが、中身はとんでもない怪談映画。クライマックスの妖術合戦。ダメとは言わないが、どこかで思惑に狂い…
>>続きを読む谷崎潤一郎や横溝正史ほどギトギトしていない芥川龍之介や安部公房の文体世界。それを理解した上で確信犯的に映像化しているのではないか。そんな気がする。そこはかとした江戸迷宮情緒。新東宝の仙人部落を観た時…
>>続きを読む最高、、
芥川龍之介の原作が好きで検索してみたら映画化されてたんで喜びの舞を踊りながら観てたら、最初の「脚本、水木洋子」で狂喜乱舞してしまった...怪談の脚本家の方です。怪談が東宝の一大プロジェクト…
中平康映画の常連である稲野和子がめちゃくちゃ性格悪くてそれを観てるだけでよかった。京マチ子は生まれながらにして曰く付きの悲劇のヒロイン。京マチ子(当時52歳)が若い頃から老婆役まで演じ通す姿は『北の…
>>続きを読むコメディ要素が一切なく、ひたすら陰湿に、重くのしかかってくるホラーなのがすごい。
ベティ・ディヴィスらハリウッドの大女優たちは、老境に差し掛かるとホラー映画に活路を見出したが、本作の京マチ子も吹き…
ビデオにて鑑賞。うーん、なんとも言えない出来だなぁ。
大正時代、お婿をもらう良家の“お島”。お島に嫉妬する従兄弟の“さわ”。
さわが呪いをかけ、お島と婿との夜の営みが成立しなくなる。婿がお島とは勃た…
原作は芥川龍之介の小説。オカルト感満載な雰囲気とか京マチ子のヌードとか、それなりに見どころはあるものの、相手を呪う人間の気持ちが弱く、後半が腰砕けになっている。結局、そもそもの発端であったはずの人間…
>>続きを読む