おお至高の光の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『おお至高の光』に投稿された感想・評価

4.0
聞く事を強要するような黒み画面に大音量の音楽。テクストの朗読。そうした聞く訓練のあと耳を澄ますと、川の音や鳥の囀りが聞こえてくる。
朗読する中光が移り変わっていくのも美しい。

ストローブにしては珍しくビスタサイズの画面で、黒みのヴァレーズからのダンテ「神曲」の台本を手に読み上げる丘の上の男。途中、カメラは男の目線の先に広がるであろう山の稜線をパンで示すが、反復されるパンに…

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ストローブ=ユイレが好きな作曲家はバッハとバーレーズなんだろうなやっぱし。
煙
4.0
神を描出する試み(そういうの多い)。
黒い画面に延々とヴァレーズ。『アルテミスの膝』でも黒い画面にマーラーが不穏だったが、こちらの方が極めている。朗読。
4.7
視覚と聴覚、イメージと読解可能性の分離、ヴァーレーズとダンテと風+光(諸力の様態として?)
ストローブ慣れしてきた
いつも通りのストローブ単独変な映画。

ジャン=マリー・ストローブ監督作品。

冒頭何も映らず、オーケストラ音楽が延々と流れる。長い黒い画面が終わった後の切り替えがハッとさせられる。その後はストローブお馴染みの朗読と自然の山々をパンして映…

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4.0
黒みと音楽でスクリーンを消してからの、目の覚めるようなファーストカットの切れ。鮮やかな赤いマフラーを巻いて朗読する男の声のかたちと、それを囲む自然の対話が禁欲的に描かれる、

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