ストローブ=ユイレが絶賛したジガ・ヴェルトフ集団の第一作。
大学生3人と労働者2人は会話を映画に、ゴダールのナレーションに遮られまくり、記録映像を被される。
『ワン・プラス・ワン』のような被写体…
顔がはっきりとはわからない距離感なのは、個人に昇華させないためな気がする。総体としての声。だから別に映像にそこまで意味はないし、意味があるなら、映像と音の非同期くらい。あの68年あたりのモノクロのフ…
>>続きを読む2024.8.5 47-64
知識人(学生や教授)と階級闘争の議論が音声として流れており、その上に誰が話しているのか、どこを見れば良いのかわからない映像と68年の運動の映像資料が流れている、ように…
五月危機突入後のデモ内部、入り交じった階級意識による思想対立がストローブ=ユイレの如きミニマルさで紡がれていく。わざと退屈な映画を撮ってる政治の季節、そういった意味では代表格レベルにつまらんぞ(褒め…
>>続きを読む(別媒体から感想を転記)
2024/05/18
JLG全部観る15本目。ゴダールが立ち上げた政治映画製作グループ、ジガ・ヴェルトフ集団の第1作とのこと。タイトルの通り、この映画が他の映画と同様に一…
【個とイデオロギー】
動画版▼
https://www.youtube.com/watch?v=NOnbbEe5wD4
ジガ・ヴェルトル集団時代のゴダールを追っている。今回は『ありきたりの映画』を…
79年まで続くリアルタイムな五月革命を当時の映像をモンタージュして見せる手法と、草むらでの学生と労働者が対話、議論するありきたりな風景を映すドキュメンタリーとフィクションの狭間にあるような映像。脅迫…
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