東からに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『東から』に投稿された感想・評価

4.8

字幕もなく会話らしい会話もなく、ただただ市井を映すだけの2時間弱。どう考えても30分くらいで飽きるだろうと思ったけど、何故か最後まで好んで見られた。一切何も起こらないし、一切何も分からないのに。マジ…

>>続きを読む
薄荷
5.0

良い意味で人生には意味がないこと、見えている町並み人自然は、そのままで非常に美しいこと、それが美しいと知ること、世界とか人生に何か期待しないこと、あるがままを見つめること
もしかしたらもうこの映像に…

>>続きを読む
Juzo
4.9

言葉なき語りが伝える歴史と個の声。
ナレーションや説明を極力排し、カメラが捉えるのは風景や人々の営み。
しかし、その静かな映像の連続が、当時の政治的・社会的な緊張感を強烈に伝える。
アケルマンは言葉…

>>続きを読む
『家からの手紙』よりも素直に、カメラによるイメージそのものを信頼しているように思った。清々しくて鮮烈な東欧の風景と人々。だけど、歴史を背負わされたその存在はずっしり重い。

大勢の人が何処から何処へと移動して、
画面に入っては出ていく
ひたすら長い時間を駅のようなだだっ広い場所で待機している
どんな風にして撮っているのだろう?透明なカメラが映す家の中の生活
サラミを切る…

>>続きを読む

雪すべり、サラミ、踊る男女のクローズアップそれらが素晴らしいのは言わずもがなだか、とにかく横移動で道に佇む人の顔を捉えたカットが、まさに顔で良すぎた。
特に雪降る中で佇む人々にアンゲロプロスの霧の中…

>>続きを読む
Malie
5.0

このレビューはネタバレを含みます

初っ端から素晴らしいカットの連続で、だいたい流れてるパンカットも本当に最高でした

カットがとても写真的な印象
はち
4.8

これが信頼する、かー!!!てなった。
彫刻と映画って似てるんだねって最近感じる。ペドロ・コスタとルイ・シャフスのコラボとか、今回アテルトンさんが編集は彫刻だって言ってたのとか、、
映像の方が語りかけ…

>>続きを読む
5.0

世界の車窓から、みたいにただそこをパンして眺めているだけなのにずっと眺めていられるシャンタル・アケルマンの魔法。これまで観てきたベルギーやNYとは明らかに違う旧共産圏のどんよりグレーの景色とほっかむ…

>>続きを読む
otom
5.0

このパンニングの具合と独特のテンポで久々にシャンタル・アケルマン作品を見てるって感じ。旧共産主義国家のあっちこっちよりって事で、世界の多くの人の目的地の一つとも言える『家からの手紙』のNYのソレとリ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事