人が地平線に消えてゆく、又は横スクロールしていく画面。個人の家に入り込む衝撃。家事やら子供たちの戯れを目撃してしまうことに躊躇いつつ、絶対的距離を置いて他者を隅々まで凝視できるカメラとは凄まじい発明…
>>続きを読む冒頭で荒涼とした田園風景を見せたあとは、都市の風景が続く。これは、言葉の通じない都市を歩き回っているときの見る/見られる関係そのものだ。ツーリストが見る視点と、ツーリストを見返す視線。シワい表情の無…
>>続きを読む横移動長回しと固定カメラが映す街並みと人々が気が遠くなるほどの至福を生み出す映像体験。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、"家からの手紙"と対になっ…
右から左、左から右、こちら側からあちら側へ、あちら側からこちら側へ移動するカメラ。
全てが正解のように感じられるショットの数々、良い意味で永遠に感じる長さ
映像空間の疎密、cinemaよりかはfil…
自分がひとつの映画の撮影を終えたばかりだったので、映画とは、撮影行為とは、みたいなことを今日ちょうど考えていて、
そんなタイミングで観るのがこれ以上ないくらい抜群だったので、やはり映画の神様に愛され…
まさにリュミエール的回帰そのものとも言えるフィルムだった。映画というのは大元に立ち返れば、一瞬ごとに過ぎ去ってゆく現実をフィルムに定着させて永遠の記録へと変貌させる機構に他ならないわけで、その意味で…
>>続きを読む途中意識とんだけどめっちゃ良かった。台詞などほぼゼロの横移動もしくは固定カメラで映される人々の映像。サラミとパン切りのシーンでは『ジャンヌ・ディエルマン』がよぎる。チャイコフスキーのチェロの独奏がと…
>>続きを読むCollections CINEMATEK - ©Fondation Chantal Akerman