「渦」に投稿された感想・評価

ドゥニヴィルヌーブの作家性が色濃く反映された源泉的作品。
彼が追い求める、静謐な映像で物語るスタイルや過酷な運命に翻弄される者たちの生と死というテーマがこの「渦」でよくわかる。
その他、強い意志をもつ女性主人公をはじめ、妊娠(堕胎)の畏怖、浄化としてのシャワー、得体の知れない海の恐怖など、その後の作品にも引き継がれるモチーフが数多く登場する。
あのグロテスクな魚の語り部は、カナダの監督だけあってクローネンバーグへのオマージュだろう。
yuko0925

yuko0925の感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なかなか不思議な感じでおもしろかった。
死についての考察。
そんな偶然あるかよーって文句を言わせない感じで展開していく演出がすごい。
セックスシーンもいかにもヨーロッパ的(監督カナダ人だけど)。言葉にしなくてもあー今告白したんだなーとかわかる演出と芝居。
ドゥニ・ヴィルヌーヴでなければ手に取らなかった映画だったと思う。無理矢理(超無理矢理!)こじつけるならば「複製された男」に近い気がする。

気味悪い魚がぶつぶつ言う。意味ありげで哲学的な言葉を吐く。これがなかなかねちょねちょグロで気持ち悪い。
こいつが言うことはなんなの!?って引き込まれる。

一人の女性の物語ということだけど、それだけの前情報だとわけわからん。

堕胎、事故、ひき逃げなどサスペンスとして面白い要素もあるけれど、面白いって感じではない。

「ボーダーライン」後ぐらいにこれを見たのだけど、同監督が傑作次々出すようになった後に観るといろいろ意図を考える気になるが、リアルタイムで見ていたら見たことすら忘れるかもしれない可能性😅
ドゥニヴィルヌーブ監督の初期作品。

癖が強い笑
題名の割りにエロさはそんなに無いです。無くはないですが。

あまり類いの無い作品ですね。
ストーリーテラーが奇形な魚だし、
物語もかなり攻めてますし、

ただ、中毒性はある。
一

一の感想・評価

3.4
『メッセージ』『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品

性に奔放で人生のスランプに陥った女性が、自ら起こしたひき逃げをきっかけに、不思議な運命の渦に巻きこまれていくさまを独特なスタイルで描く

中絶手術→経営不振→やけ酒→運転→ひき逃げ→………笑

いくら初期作品とはいってもヴィルヌーヴなのでヘビーなサスペンスドラマ期待していましたが、まさかのブラックコメディ溢れる悲喜劇…?
それも笑っていいのかわからなくて結構面白い

メタファーだらけで最初はわかりにくかったけど観てるうちに不思議とひきこまれた

ホラーのような雰囲気がシュールな上、主演の女性がミステリアスな美人で非常に映える

緊張感を出したかと思えば一切場面と合わない抜けた音楽が流れ出す構図はかなり笑える

気持ち悪い魚が要所に出てくるけどこれもよくわからない🤦🏻‍♂️笑

今のヴィルヌーヴにはない笑いが至る所に描かれているのである意味貴重な1本かもしれません☝🏻🔥
85分と短いのでサクッと観れますよ🤞🏻

2020 自宅鑑賞 No.249 GEO
ぶっ飛んだシーンと1人の女性の人間ドラマのシーンが織り混ぜられたような映画。
案の定、ぶっ飛んでる方は理解できない。

ただ最初はチンプンカンプンだったけど、途中からは画面に釘付けになっていた。

ドゥニ・ヴィルヌーヴはこの頃から、演出をカメラワークや光で表現しようとしていたのが分かる。
kit

kitの感想・評価

3.6
新感覚三角関係ダークコメディここに誕生❗️(嘘)
厳密には違うけどある種三角関係だし、笑えないほどシリアスなのに毒毒し過ぎて笑っちゃう。そしてなんと言ってもナレーションが魚🐟!w
とにかく見ないとわからない独特な大グセ映画で面白かった!

僕は今作や短編等、初期のドゥニさんの嫌みでグロテスクな作風が結構好き。
これぐらいの世界観で新作撮って欲しいけど、とりあえず今は『DUNE』が無事観れるよう祈るのみ🤞

以上🐟
tkmsten

tkmstenの感想・評価

2.8
他の作品のが俄然好きだけど、魚介系シーンちょっとツボ。
タコ硬かったあたりのくだりとか車に魚のしっぽついてた時とか。。笑

それにしても邦題のサブタイトルなんであれなんだろ
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
さばかれる直前の不気味な魚がナレーション。事業不振と妊娠中絶で不安定になった主人公の若い女は轢き逃げ事故を起こす。轢き殺されたのはノルウェー出身の魚加工人。しかしそれが彼女の新たな恋愛、そして再生への扉を開くのだった…。というブッ飛んだ展開が素敵な今をときめくドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の初期作品でした。
クローネンバーグの作品に出てきそうな丁度良いキモさの魚だったな
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