このレビューはネタバレを含みます
子供を殺された男の復讐の軌跡を描く。
復讐者の複雑な心理描写は細やかに感じたけど、今まで観たシャブロル作品で感じた不条理だったり、気味悪かったりな心理ものとは違い、とりわけストレートなミステリーと感…
1969年のクロード・シャブロル監督作。彼は映画監督になる前はジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール、ジャック・リヴェット等と同様に、映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ…
>>続きを読む2023/8/13
轢き逃げで幼い息子を失ったシャルル。彼の悲しみは計り知れず、なかなか犯人が捕まらないのがまた辛い。そんな中、作家という職業を活かして独自に捜査し、徐々に犯人に近付いていく過程が面…
フランスのブルターニュ地域圏、アルゴールの小さな村ベントンにて事件は起こる。喪失の熱量はすべて復讐に注がれる。「伝道の書」を元にしたブラームスの歌詞『野獣死すべし』の引用。キャスリーン・フェリアの歌…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
クロード・シャブロル監督のクライムスリラー。
幼い息子をひき逃げ事故で亡くした男が、犯人を捜し出し、復讐することを心に誓う。
「野獣死すべし。だが人間も同じ。どちらも死ぬ運命だ。」
面白い!父…
オデュッセイアよりイリアスを好み
カフカよりもホメロスを愛する男が描く死は文学的
息子を車で轢き逃げされて
何の手掛かりがないまま 必ず犯人を探して決着をつけると心に誓う
深い慟哭から救われるた…
このレビューはネタバレを含みます
幼い息子を猛スピードで走る車に轢き逃げされ、悲しみに暮れていたシャルル(ミシェル・デュショーソワ)。いつまでも犯人を見つけられないでいる警察にしびれを切らし、ついに彼は自ら犯人を探し出すことを決意。…
>>続きを読む