白い朝の作品情報・感想・評価

白い朝1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:29分

3.7

『白い朝』に投稿された感想・評価

安部公房 原作、脚本
勅使河原宏 監督作品


パン工場で働く少女と休日を楽しむ若者たちをコラージュした短編ドラマ🥖
4カ国合作映画「思春期」の1編
tennya
3.2
ふわふわのパン生地
現実と離れてる覚めたくない夢
朦朧な車の中でのゆらゆらのカメラカット

思考を巡らせる以前に興味が湧くところまで行かなかった。サウンドから先に作られたと言われればヌーヴェルヴァーグ意識はハイハイとなる。濱口ドラゴン介もそうだったわな。

個人的にはこういう音の使い方って…

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Miri
4.0

かなり実験的な撮り方だった。
パン工場で働く若い女性の話。
平日は工場での単純作業、休日は仲間と遊びに行く。現実と夢を行き来する。

夢から覚めたくなくて、休日が終わってほしくなくて夜遅くまで遊んで…

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Aix
3.7

砂の女や他人の顔などで知られる勅使河原宏×安部公房の短編映画。パン工場で働く若者たちの話。

ドキュメンタリーをヌーヴェルヴァーグ風にしたような作品でした。海に向かったり、回転遊具で遊ぶシーンは大人…

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味
-
山パンの柔らかそうなパン生地こねこね。そんなつもりじゃなかったのに結局オールしちゃう遊びって全然好きじゃない。なのにいつの世も若いとやってしまうのでしょうね。今さら思い出したって具合悪くなる。

勅使河原宏監督×安倍公房原作脚本コンビによる「砂の女」(1964)に続く三本目。四カ国オムニバス映画「思春期」の一編。音楽は武満徹。撮影は写真家の石元泰博。フィルムモンタージュはデザイナーの粟津潔。…

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このレビューはネタバレを含みます
勅使河原宏のくせを感じるような演出の数々。なにより音がすごい!!ミュージックコンクレートの破片みたいなものが鳴ってたりしてゾクゾクしたしピアノとウッドベースの音数少なめジャズもかっこよかった。
煙
3.5

冒頭、掛け布団に隠れて髪の毛だけが映される入江美樹。時計の音が冒頭にあるのみで無音が続く。カット多い。ピアノ・ベースのデュオカッコいい。パン工場。工場の重機の映し方はカウリスマキが良い。まともな会話…

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非現実への渇望と反復される現実への諦め。時代は高度経済成長。生産点に埋め込まれていく中でも明滅する自我。
観客の聴覚から破壊しようとする試み。武満徹のジャジーな音楽が好みだった。

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