蛇のひとの作品情報・感想・評価

「蛇のひと」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

好きだなー、こういう映画。これまでよく描かれてきた「悪意」とはちょっと違う。そこに嫉妬や妬みがあるわけでなく、研ぎ澄まされた悪意が、確信と無意識の間でその人の悪意と脆弱さ=蛇を放ち、その蛇に締め上げさせるかんじ。蛇のひとじゃなくて蛇使いのひと?実写版二枚目喪黒福造?誰かが書いてたけど、まさにナチュラルサイコパス。

とにかくキャスティングが素晴らしい。主演の二人はもちろん、プライド高くてメンタル弱い部長と天然のその妻、能天気な後輩、ビクビクした漫画家、ヘタレの先輩と包丁を振り回す妻、傲慢な実父と幸薄い実母、人のいい恋人、特に今西の子供時代を語る得体の知れない幼馴染がいい。

三辺が今西にずっと一緒にいると言ったあとの今西の絶妙な表情が心に残る。ほっとしたような、あきらめたような、うれしいような、さびしいような。

何度か繰り返し観たい映画。
ドラマだから、かなり大袈裟ではあるけど、
確かにいる。こういう人。
自分にもそういうところある。

いや、大袈裟じゃないかも。
自分が知らないだけで、こういう人沢山いるのかもしれない。

みんな蛇です
何の気なしに観賞。しかし、しっかり心を鷲掴みにされた。
西島さんの最初のセリフ「蛇出るで。」に違和感を感じたのは、この世界観を象徴するような感覚だったのか、単なるイントネーション的な違和感だったのかは未だによくわからないが、とにかく最初から引き込まれた。
この西島さん、好きだなー。得体のしれない感じが好みです。
リアルにこんな人いたら気になるな、で私も感謝しつつ、実際は不幸になってそう。なさそうでありそうなストーリー、観賞してよかった。
hyantaro

hyantaroの感想・評価

4.1
2時間ほど予定が空いたので、以前から気になっていた作品を鑑賞。

2時間ドラマっぽい(失礼)のかなぁと思いながら観てたら、意外な展開で心理サスペンスのよう。

ちょっと、宮部みゆきの「火車」「ペテロの葬送」あたりを想わせるところもなくはないけど、とっても楽しめました。
Amazon Prime Video ありがとう(*´꒳`*)
西島さんの上手いのか下手かわからん関西弁が、不気味さを増幅させてた。
メインキャストふたりとも、気さくながら冷たい感じもするし、はまり役だと思いました。
彼らが主演の「好きだ、」という映画も好き。
捨て鉢な気分の時にまた見よう。
くちぶえとピアノの不安定な不協和音。これがそこはかとない不気味さを醸し、最後まで惹きつけられた。
西島秀俊の取ってつけたような関西弁も、次第に説得力を持って響いてくる。なんだか不思議な魅力のある掘り出しものでした。
劇団ひとりのエピソードが良かった。
ニーナ

ニーナの感想・評価

2.9
”夜口笛ふいたら蛇でるでー”
って西島さんが気怠そうに違和感のある関西弁で喋ってるんだけど、後半それが逆にもっとこの違和感のあるセリフを聞いていたい!に変わって最後にはこの喋り方が好きになってた。

その人はみんなを少し不幸にするってサブタイトルに惹かれて見てみたけど、つまんなくはなかったかな。
永作さんと西島さんの関係性が何か好き
で最後の大阪のお土産とかもちょっと泣きそうになったりとかしてなんだかんだ

ただ本当にWOWOWって感じ(笑)
popipopi

popipopiの感想・評価

3.8
幸せ か 幸せじゃないか は自分でもわからないし、死んでみても分からないんだと思う
KURO

KUROの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん なんだろうか 消えた西島さんを追いかけるサスペンス物かと思いきや 人情的な心理を読みとく作品だった
西島さんは結局どっちなんだ?

仕事はでき 世話好き 他人のことをほっておけない すごいいい人なんだろうが 関わった人が不幸になっていく
それは西島さんが意図してやっているのでは?と作中に出てくるが 実際はそうではなかった 過去のトラウマがあり 他人との関わりありに敏感になっていただけ 噺家の血筋もあり他人より口が上手く頭がきれるだけなのだ
しかしながら 最後なぜ車で自殺を図ったか 西島自身も関わる人々がなぜか不幸になるのは気付いていたから 自分がいればまた他人を永作さんを不幸にするから
過去のトラウマは意図してやったというが 兄弟子が家族を殺すまではホントはわからなかった
が 結果そうなり 自分が何か邪悪なものになった =口笛で蛇を呼んだ
と蛇と邪をかけている(これが最後にかかっているような気がします)

永作さんが 思い切った告白をしたにも関わらず 怖っわと茶化した感じで去っていく西島さん そこから自殺のシーンへ
子供の頃に無くなり 探してた物が見つかった=邪が取り払われたのだろうか
無邪気にこれこれと覗きこむ
ラストに 永作さんが口笛を吹く
これが あえて蛇=西島さんを呼ぼうとしてるのでしょうね
そう捉えると面白く なるほど だから蛇のひとなんだね と納得しちゃいました
これは見易かったのもありオススメですね
eriko

erikoの感想・評価

3.6
謎が謎を呼ぶ前半の展開とピアノの曲が不気味でよかった。こういうの結構好き。
後半はちょっとだれたかな。終わり方もそんなにすっきりしない感じ。
永作博美のいい感じなおばさんくささ。
西島秀俊が上司って最高では。関西弁なかなか下手くそで意外だった。
キャストが豪華。
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