雨はただ降っているんじゃない。街そのものが腐敗を滲ませている。
長回しのたびに時間が止まり、人物は前へ進くほど救いから遠ざかる。物語というより、絶望がゆっくり発酵していく過程を眺めている感覚だった…
長いケーブルカーの映像から、独特なタル・ベーラの世界が始まる。炭鉱の姿だと思うが、その世界が世紀末というような、閉じられた暗い世界だ。息苦しいタル・ベーラの映画。
脚本は2025年のノーベル文学賞…
『ダムネーション/天罰』は
他の作品よりは軽い気持ちでみられると思います。
長ったらしく(褒め言葉)ワンカットワンカットを見せつけてくれる感じを楽しめる方ならきっと楽しめる映画だと思います。
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<2回目>
主人公は愛と尊厳を失った精神に自身の人生が閉じ込められており、また、主人公と同じような人間が集まった街にも同様に閉じ込めれており、二重の監獄の中にいる。
そのせいか、常に降っているが雨…
タルベーラ作品初視聴。
カット割りが少なく、緩やかな画面のズームやスライドによって場面切り替えがおこなわれるため、我々は透明な第三者として作中の出来事に向き合う形になる。それが辺鄙な炭鉱町で燻る主…
おしまい
荒廃した鉱山の町。夫がいる女性シンガーと浮気をしていたカーレルは彼女の部屋を追い返される。いつもの酒場に一人行き着いた彼は店主に小包を運ぶ仕事を依頼される。しかし町を離れたくない彼は浮気…
地平線から行っては帰ってくる炭鉱のゴンドラが、何かを受け渡し、それが返ってくるという人間の贈与行為、もしくは原初的な交換様式のメタファーとして映画全体を貫いている。老婆が霧の立ち込める消失点から現れ…
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