野良犬の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『野良犬』に投稿された感想・評価

4.3

森崎東の中でもシリアスである異色作。しかし警察署で手錠された若者たちが沖縄の歌を壁越しに歌い合う所は従来の森崎東によって表現される「命の輝き」が存分に発揮される見事で感動的なシーケンス。渡哲也が変わ…

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koss
2.5

黒澤明が争議中の東宝を離れて、唯一新東宝で製作された作品で権利関係が交渉しやすかったからか。わざわざ松竹がリメイクしたのは何故だろう。反体制の庶民が特徴の森崎とは思えない、つまらなさ。そりゃあそうだ…

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sh
3.4

開始数十分、展開自体の説明くささで舟を漕ぎかけたが(空気が薄かったのもあるかも)(いつも眠いんだこのホールは)、若者たちの殺しが始まるとどんどんエンジンかかってくる。それぞれの選択のやりきれなさと、…

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冒頭のあたり真っ暗で面食らうけどフィルセンフィルムにビンビン感動、哲と芦田伸介の黒い脂顔のパワー。森崎作品の役者たちが随所でパンチのある登場も嬉しいが、拳銃の6発を絡めた6人の沖縄の若者たちと、それ…

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1973年、沖縄返還の翌年の新宿や横浜、石川町のロケが今見ると貴重。すごくガサガサしていて荒涼とした感じで、今みたいに小綺麗ではない。新宿西口などまた今になって丸ごと再開発を始めた所などあるくらい。…

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黒澤明「野良犬」のリメイク。拳銃強奪犯はオリジナルから大幅に変えて、森崎の存在を強調した展開にしている。芦田伸介がいい味を出している。
4.0
黒澤明の同名映画が原作だが、主人公の警官の拳銃が盗まれるという設定だけは原作通りで、あとは全く別物。沖縄問題を絡めたことにより、原作をある意味では越えているといっても過言ではない。

解説トーク付で。良かった‼︎
恥ずかしながらオリジナル観たこと無かったけど、原作とは違うアプローチで沖縄と本島の分かり合えない断絶の物語として時代を写した映画って聞いて納得出来た!面白い‼︎

70…

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この時期の、ギラギラした渡哲也を堪能できる作品。ちょい役で、財津一郎や田中邦衛、千石規子、河原さぶなど芸達者な連中が底辺の労働者として出演してるのも楽しい。

黒澤版は何度か観ているが、リメイク版は初。沖縄から集団就職してきた若者主体に描き、オリジナル版とはかなり趣き異なるが、時代反映したギラギラ感良し。渡哲也は終始怒り目で犯人側と相入れることはなし。芦田…

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