ペルシャ猫を誰も知らないの作品情報・感想・評価

「ペルシャ猫を誰も知らない」に投稿された感想・評価

zak

zakの感想・評価

2.8
イランでの音楽活動は規制が厳しい!
というのを初めて知った映画です。

ライブやCD制作も許可が下りないとできない!
そしてその許可はなかなか下りない!
無断で活動すると逮捕される!(しかも罰金&鞭打ち!?)

あと映画も規制が厳しい!(アメリカものはアカンっぽい…)
イスラム教だけにお酒も飲めない!
驚いたのは、車で犬を外に連れ出しただけで警官に取り締まられる!
もう無茶苦茶です。

この映画はそんな中、規制にも負けず音楽活動している若者たちの姿を追った半分ドキュメンタリーみたいな異色の青春映画(?)です!

そんな状況なので、悲壮感漂ってるのかな?とか思うんですけど、意外とみんな純粋に音楽を楽しんでいて良いです!

まあ正直言うと映画としては結構退屈でした…
でも随所に挿入されるPVみたいなアングラミュージシャンたちの音楽シーンが面白いです!
ロック、フォーク、ヘヴィメタル、ラップなど多彩で(しかもペルシャ語!)新鮮なイランの音楽が聴けます!
あとそのバックで流れる映像もイランの町並みだったり、そこに暮らす人々の姿なども観ることができて結構興味深いです。

実際は、この映画自体も無許可でゲリラ的に撮影されたらしく(イラン国内では公開できず…)、更に監督は亡命…
そんな映画を遠く離れた異国の日本で観ることができるという不思議!
そして自由に音楽を楽しめるという幸せを噛み締めている今日このごろです。
Soh

Sohの感想・評価

2.5
自由のないイランの現状がよく分かる。我々が口出すべき問題かは分からないが、音楽好きな若者は苦しい思いをしているのだろう。
イランの若者の音楽活動を取り巻く国のリアルな状況が生々しく垣間見える。ただ好きな音楽を自由に演奏したい、そう願いながら活動を続ける若者たちの強さが滲み出ている。当局の規制が多いイランにも、アンダーグラウンドな音楽シーンがしっかり存在していることが分かった。
こい

こいの感想・評価

3.1
言ってしまえばよくある青春映画かもしれないし、インディーロック映画かもしれない。でも、それがイランという国のフィルターがかかった事で、(当たり前ではありますが)はじめて聞いた話のように感じられ、個人的な共感と新鮮さを感じました。なんとなく夜中に観る映画として最適。(一応、褒め言葉のつもりです)
芸術、殊に音楽。これを聴くこと、奏でること、生み出すことは、人間の最も崇高な活動の一つだと思うんですねえ。

如何なるものにも、この活動の自由を奪うことはできないはずなんですねえ。
bowzZ

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3.2
よく知らなかったけど、イランの現状というのも相当息苦しいものみたいだな。飼い犬を車に乗せることも出来ないとは。映画も音楽も西洋文化は一切が検閲・統制されている。それでも若者は西洋文化が大好き。監視の目をかいくぐってでも、国外へ逃げてでもやりたい音楽。
逆にいえば、中東のそういう国にまで浸透させる、そこまでの魅力を持つロックのような軽音楽はビートルズからなのだから、改めてビートルズは偉大だよなと思った。
PI

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3.8
ただ自由に歌いたいだけなのに。
厳しい環境の中で、若者たちが精一杯の想いをぶつけて歌う曲はどれも心に響くものがありました。
多くの才能が埋もれてしまっているのはとても残念な事。
無許可で撮影されたというテヘランの街も、辛い現実なんですね。
NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.0
イラン、アンダーグラウンド音楽シーン、ロック、ヒップホップ、ヘヴィメタル、シガーロス...。この辺のキーワードが引っかかる人にはオススメ。

人生タクシーでもイランの西洋文化の一切を禁止する厳格なイスラム国家が垣間見れたように、コンサートやCD発売はもちろん、好きな音楽を自由に演奏することもそれを撮影することもできず、この作品はは当局に無許可でゲリラ撮影が敢行され、結果この作品を撮影したことで監督以下イランにいられなくなったそう。

この作品ポスターのコピーに『いつだって音楽は自由の翼なんだ』とあるように、これこそが今作を表現する完璧な一文であり、プロットは音楽で自由を求め、海外でコンサートすることを夢見て、仲間作り(バンドメンバー探し)のために多数バンドの音楽を聞いていくだけのお話なのですが、当局の目をかいくぐり、逮捕と保釈を繰り返しながらのバンド活動は日本から見たら悲惨な現実だけど彼らにとっては普通の日常であり、音楽のクオリティーは驚くほど高くとってもクール!
(2009年、イラン) (2012/10/02 DVDで視聴) 初めてのイラン映画! 2009年の作品。作中では、ロックやラップなど様々な音楽を聴くことができ、中東にも西洋的な音楽が入っていることが少し意外だった。しかし、こういった音楽は政府に禁止されており、許可無しには演奏することさえままならない……。政府の統制による、表現の自由への侵害! 中国での日本漫画の発行制限や「東京都青少年の健全な育成に関する条例」もある。日本にとっても遠い問題とも言えないのかも。 
自由に音楽を演奏する、ただそれだけがこんなにも難しいのか。
様々なバンドの曲の背景で、イランの街並みや人々の映像がMVのように流れているのが印象的だった。
31, escape to freedom
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