ペルシャ猫を誰も知らないの作品情報・感想・評価

「ペルシャ猫を誰も知らない」に投稿された感想・評価

yuhei

yuheiの感想・評価

3.8
各バンドのクオリティが高いだけに、ただ感情をビートに乗せて人々に届けることが簡単にできないイランの現状にもどかしさを感じる。
若者の苦悩、叫びがつまったROCKな一本。

2018年🎬63作目
音楽を自由に楽しむことができないイランの、国外でコンサートをしたいという若者の話。
ドキュメンタリーのような作品。

バンドの練習のための時間や環境が与えられず、厳しい規制の中でも若者は皆音楽を求める。
この歌を、この魂の叫びを、きっと国外の人たちはわかってくれる。
そう信じて。
その夢を掲げ、メンバーを集めて国を出る準備を進めるも、脆い歯車は容易く狂い始める。
切ない。とても切ない。

多彩な可能性を秘めたイランの知られざるパワーが詰まった作品。
いろんなバンドの演奏シーンはとってもクール!

2012.06.13鑑賞
さと

さとの感想・評価

3.3
窮屈すぎる
自由な世界を求めて才能ある人たちがどんどん外国へ逃げたいと思ってしまう国
猫を外に連れ出すことも禁止なんて驚いた
カモメ

カモメの感想・評価

4.1
ペルシャ猫はあまり関係ない。というかそもそも猫もあんまり出てこないです(笑)


西洋文化の規律激しく、自由に音楽を演奏することもできないイラン。そんな中で、密かに音楽活動を続ける若者達の苦難を描いた作品です。実在の事件に基づく内容で、バフマン・ゴバディ監督が当局に無許可でゲリラ撮影を行いました。
西洋文化を禁止する厳格なイスラム国家イランで、当局の目を掻い潜り好きな音楽を鳴らすミュージシャン達。音楽は宗教や国家の垣根を越えた何かがあるんだなと感じさせます。
だからこそ、国家に反逆したいわけではなく、ただ純粋に自分達の音楽を奏でたいだけなんだという若者達の痛切な思いもあり、悲しくなりました。

イランの宗教状況に疎く、ネットで検索してみたのですが、このような状況になったた理由として、イランの最高指導者であるハーメネイーの西洋に対する考えを見つけることが出来ました。その記事を読んでいると、確かに西洋の傲慢さを否定したくなる気持ちも分ります。
moon

moonの感想・評価

3.3
音楽の規制が厳しいイランにて、歌う自由を求めて若者が地下室や牛小屋から静かに、そして激しく叫ぶ。本当に才能ある人々が国外へ出ていってしまい、偽造パスポートやビザが高額で取引されている現状。日本でも偏った歌詞は批判され叩かれるので、完全なる表現の自由なんてどこにもないのだと改めて考えさせられた。

ペルシャ語ラップは初めて聞いたけど良かったなぁ
み

みの感想・評価

5.0
非常に良かった。
キャラクター性はわかりやすく、ストーリーもイランという、芸術や音楽が規制されている背景があるからこそのもので、見応えがある。

全編を通してカメラが少しふわふわしていてかわいらしい。劇中で使用されている音楽はどれも素晴らしくて言うことなし。

基本的には誰も幸せにならないバッドエンドだが、それを良しとさせる強みがある。
zak

zakの感想・評価

2.8
イランでの音楽活動は規制が厳しい!
というのを初めて知った映画です。

ライブやCD制作も許可が下りないとできない!
そしてその許可はなかなか下りない!
無断で活動すると逮捕される!(しかも罰金&鞭打ち!?)

あと映画も規制が厳しい!(アメリカものはアカンっぽい…)
イスラム教だけにお酒も飲めない!
驚いたのは、車で犬を外に連れ出しただけで警官に取り締まられる!
もう無茶苦茶です。

この映画はそんな中、規制にも負けず音楽活動している若者たちの姿を追った半分ドキュメンタリーみたいな異色の青春映画(?)です!

そんな状況なので、悲壮感漂ってるのかな?とか思うんですけど、意外とみんな純粋に音楽を楽しんでいて良いです!

まあ正直言うと映画としては結構退屈でした…
でも随所に挿入されるPVみたいなアングラミュージシャンたちの音楽シーンが面白いです!
ロック、フォーク、ヘヴィメタル、ラップなど多彩で(しかもペルシャ語!)新鮮なイランの音楽が聴けます!
あとそのバックで流れる映像もイランの町並みだったり、そこに暮らす人々の姿なども観ることができて結構興味深いです。

実際は、この映画自体も無許可でゲリラ的に撮影されたらしく(イラン国内では公開できず…)、更に監督は亡命…
そんな映画を遠く離れた異国の日本で観ることができるという不思議!
そして自由に音楽を楽しめるという幸せを噛み締めている今日このごろです。
Soh

Sohの感想・評価

2.5
自由のないイランの現状がよく分かる。我々が口出すべき問題かは分からないが、音楽好きな若者は苦しい思いをしているのだろう。
イランの若者の音楽活動を取り巻く国のリアルな状況が生々しく垣間見える。ただ好きな音楽を自由に演奏したい、そう願いながら活動を続ける若者たちの強さが滲み出ている。当局の規制が多いイランにも、アンダーグラウンドな音楽シーンがしっかり存在していることが分かった。
こい

こいの感想・評価

3.1
言ってしまえばよくある青春映画かもしれないし、インディーロック映画かもしれない。でも、それがイランという国のフィルターがかかった事で、(当たり前ではありますが)はじめて聞いた話のように感じられ、個人的な共感と新鮮さを感じました。なんとなく夜中に観る映画として最適。(一応、褒め言葉のつもりです)
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