『RETURN TO REASON 』より
~その2
シネ・ポエム🌈🎵
『エマク・バキア』 (1926)
🇫🇷フランス 18分 サイレント
●スタッフ
監督・脚本・編集
…
デヴィッド・リンチがBBCの番組で自身が影響を受けた実験映画を説明するものがあって、そちらで解説されてた一つが今作。
マン・レイらしい瞬間の数々。歪む像、こちらを眼差す女性、異国情緒っぽい装い…
シネ・ポエム。
前作の釘などの素材から始まり、クラシックカーと女性、踊る脚線美、海辺の波、揺れる剥がされた襟。逆再生。
ぐるぐると揺れる窓の光から現れる、瞼に描かれた無機質な目、からの瞼を開くキキ。…
わたしの中で今年ベスト級の作品になるかもしれない(去年もそんなことあったな)
たゆたう画面と対象
ゆれる創造物と人間
そばかすの女性と瞬き
煌めく水面と行きつ戻りつを繰り返す波
繰り返される映…
美しいモチーフに実験的手法でノイズを加え映像もしくはそれそのものを拡張するような感じ
見えそうと思ったらするりと抜け落ちていく、見せないという意志をかんじる
映像は音楽と違ってデジャヴが許されないと…