つぶれかかった右眼のためにの作品情報・感想・評価

つぶれかかった右眼のために1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:13分

3.8

『つぶれかかった右眼のために』に投稿された感想・評価

ちゃんと松本俊雄の本も読まなきゃなぁ

氾濫する映像にぶつ切りの加工した音声(ストーンズとかアレサ・フランクリンとか許可取っとるのか?)が流れていくのは、ジョン・フェイヒーの「レクイア」を思い出した。
Nao
3.5
二つの画面でイメージ氾濫する映像を映し出す。学生運動、大衆広告、芸術活動、性文化、胎児への回帰、横尾忠則。1968年という時代の転換点に作られたことが何より意義深い。
HRM
-
昭和の断片的な映像や音楽を三面の映写機を使って描かれた前衛的な作品。
その映像に映り込むのは、戦争、学生運動、ゲイボーイ、エロス、アート、当時の時代の若者たち...
一面に集約されたYouTube の映像で、観たことにしていいのかわからないけど

視線がグロ(グロと呼ぶのは失礼かもだが)に行くかエロに行くかで忙しい。
見たく無いものに蓋をしようとしている自分に対して、そうさせないように映像が訴えかけてきたようで面白かった。この手の実験映像はい…

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pake
-

まさにコラージュ。横尾忠則のイラストが時折コラージュされてて、この時代の芸術家って交友関係アツすぎだろ。彼はよくバイロケーション感覚を作品に投影してるから、この2画面構成の作品に登場するのは胸熱…

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M
5.0
松本俊夫監督

かっこよすぎ、こんなコラージュ作りたい
あっちにいったり、こっちにいったりして、それでいてずっしりしている
3面スクリーン、音、アイコン的な映像といい、この乱雑さがひとつの感覚をつくっているのはいいとして、そこにはある空気感しかなく、私はそれを知らないので置いてけぼりになってしまう、通時的な映像求
Ryoma
4.0

はじめてVelvet Undergroundを聴いたときのような衝撃、といったら大袈裟かな。Beatles『Revolution 9』と同じくらい良い。海を越えてウォーホルやケネスアンガーと共鳴・共…

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このレビューはネタバレを含みます

ズタズタに切り裂かれ、重ね合わされた映像、音、言葉
狂気を孕み、脳髄を揺らすモンタージュ
グロテスク、アンチモラル、ダダイスム
激動の時代、エネルギーは無限に溢れ出る
前衛とはすなわち斯れか
日本が…

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