つぶれかかった右眼のためにの作品情報・感想・評価

つぶれかかった右眼のために1968年製作の映画)

製作国:

上映時間:13分

3.9

「つぶれかかった右眼のために」に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

3.9
都写美でやってたエクスパンデッドシネマ展、今年の展示ベスト10にはいるやろ。その代表的一本が本作。ヒッピー、学生運動、金嬉老事件など、当時のさまざまな風俗や出来事が3台のプロジェクターから投影され、ドキュメンタリーとアヴァンギャルドを横断するマルチプロジェクション。
それに真鍋博の「マリーンスノウ」なんて次いつどこで観られるかわからんし、何よりシュウゾウ・アヅチ・ガリバーの、スライド写真が18台のプロジェクターによって360度のスクリーンへ投影される50年ぶりに再現された「シネマティック・イリュミネーション」はちょっと圧巻すぎた…また似た展示やってくんないかな、
エクスパンデッドシネマ再考展にて。
3種類のフイルムを3台の映写機で同時に映してる。
初めて見たし当時の日本のことも知らないのでどこまで理解できたのかは分からないけれど混沌とした時代の変なエネルギーは伝わってきた。
Takada

Takadaの感想・評価

3.5
写美のエクスパンデットシネマ再考、最終日駆け込みで。
この作品は何度見たか分からないけどあまり好きではない。
松本俊夫なら西陣、石の詩、修羅の方が断然良い。
飯村隆彦のデッドムーヴィーがやっぱりカッコよかった。
リリパット王国舞踏会も、フィルムでマルチプロジェクションしててよかった。
13分の短編だが超凄い。何が凄いって1つのスクリーンに向かって3種のフィルムを3台の映写機で写してるのだ。従って1つのスクリーンに3種の映像が重なってトラックも重なってるの。DVDで観ても全く意味のない劇場でのみ成立する実験映画。

内容は1968年の日本と世界の姿を濃縮した様な感じ。SEX、ドラッグ、ロック、ベトナム戦争、安保闘争、サリドマイド奇形児等々の映像が無数に流され、それを奇怪なアニメーションで覆う。バックにはローリング・ストーンズの『Paint It, Black』、ヒトラーの演説、安保闘争のアジテーション。観るドラッグだ。


何言ってるか分からないと思うが、『ゴジラ対ヘドラ』のサイケ映像だけを濃縮した映画といえば一部の人には分かってもらえるのではないか。つか『ゴジラ対ヘドラ』の監督坂野義光は本作つか松本俊夫の影響を受けてるのではないかと。
Fukui

Fukuiの感想・評価

3.6
山形国際ドキュメンタリー映画祭にて
暴力的な〜、という表現が使われていたが三機同時投影の効果は、「一緒に見た隣の人と違うものを見ているかもしれない」と思わせることかもしれないと思った
時代を写し取っている。多面であり同時に見ることができない。見てこなかった、見ていたはずなのに見えてなかったものが見えると不思議な拒否感が生まれる。
あの

あのの感想・評価

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エクスパンデッド・シネマ再考
「薔薇の葬列」の断片のような。(TOKYO!とホーリー・モーターズにみる感じ)
いま観ることができて良かったです
ほし

ほしの感想・評価

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【2回目】
3台上映の何が凄いかというと映写機の駆動音。「監督松本俊夫……」に被さるようにガシャガシャと発し、何事かを考える余裕を消す。

2017.10.5
yidff2017
2017(140)
エクスパンデットシネマ再考
(105)

エクスパンデットシネマ再考 @ 写真美術館
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