監督の怒りが静かに、でもストレートに伝わってくる。ストレート過ぎるので、映画の面白さを損ねているような気もするが、それほどまでに、弱者を顧みない社会に怒りを覚えているのだろう。
病気になること、シ…
明快なメッセージを力強く打ち出すために、音楽を削ぎ落とし、飾りを削ぎ落とす事で行き着いたケン・ローチ監督の極北。
以下は物語。
ダニエル・ブレイクは心臓病で働くことを医者に止められるている大工。…
展開もキャラも紋切り型。でも勉強にはなる。なんか学校で観せられる薬物禁止とかの学習ビデオみたい。でも100分あっという間だったから質の高い学習ビデオ。そんなテンプレを辿るだけのような内容で突然、主人…
>>続きを読む医者には働いちゃダメと言われてるのに国は働けか、不服にも程がある。
自分が大変にも関わらず世話焼きのダニエルは役所で出会ったケイティとその家族を助ける。子供たちもダニエルに懐いて、周りの味方も多く人…
パソコンが苦手な人もいる。
それを無理やり、パソコンを使わせたりする。
手当の申請も受け入れてくれない。
役所の人の市民に対する対応が酷い。
証拠は?証拠は?ばかりで、寄り添おうとしないしうんざりだ…
※正直いつものように余計な情報など入手せずに、あらすじだけを読んで観る映画を決めていきましたが、第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞し文部科学省特別選定作品にもしていされている映画でし…
>>続きを読む元々お役所業務のデジタル化には賛成派だったけど、この映画を見てデジタル化と公共福祉の両立の難しさを感じた。
福祉の在り方って本当に難しい。
自分よりも立場が高かろうとも媚びずに、困った隣人には手を…
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016