世界の始まりへの旅の作品情報・感想・評価

『世界の始まりへの旅』に投稿された感想・評価

4.1
152件のレビュー
hasse
4.6
この村は私たちが死ねば滅ぶ、世界のはじまりへと戻る。
過去の記憶、郷愁、血脈、土地と人間の関わり…これらのテーマをはじめて意識させてくれた大切な作品。
mira
4.0

来年で没後10年を迎えるオリヴェイラの再見ノック。そしてどこかで特集が組まれますようにと映画館にプレッシャーをかけていくために。花に手を伸ばして画面の下から手がでてくるカットぐっとくる。そして女が木…

>>続きを読む
an
4.0

昔BS放送を録画したもので見たと思うのだが全く覚えていなかった。車中での会話が多めの淡々としたロードムービーという見方もあるが、合間に挟まれる後部座席から撮影したショットやペドロ・マカオなる印象的な…

>>続きを読む

ポルトガル北部の自然光を完璧に捉えたショットの連続。イングマール・ベルイマン『野いちご』や濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』よろしく一人の人間の歴史、後悔や哀愁を引き出す装置としての車。主人公が語る記…

>>続きを読む
ゆう
4.2

過ぎ去る風景と過去への語らい。
自然光が美しい。

俳優の叔母に会いに行き通訳を介する言語を話せない叔母への不信感を自分は同じ血が流れているとそっと二の腕を触りながら目を見つめ合って叔母が徐々にそれ…

>>続きを読む
mare
3.5

まるで会話を運ぶロードムービーであり、目的地へと向かうことで人物たちの過去の記憶へと接続され、ある種のタイムスリップ感を味わえる。廃墟を歩くマストロヤンニから語られるのは世界の始まり。帰郷に同行する…

>>続きを読む
ノノ
3.7

車から映されるポルトガルの景色。故郷に訪れ、自らのルーツやアイデンティティを見つめ直す。ポルトガルの田舎道が美しく、少し寂しくノスタルジックに撮られる。犬が車を追っかけてくるのが可愛い。
マストロヤ…

>>続きを読む
5.0

オリヴェイラ×レナート・ベルタの至福。
シンプルな画面だけど力強い。
海辺での切り返し、レオノール・シルヴェイラがいきなり双眼鏡取り出してマストロヤンニに向けるとおどけるところ最高。
言葉が分からん…

>>続きを読む
4.2
ジョゼ・マリョアのような美しい木漏れ陽、いつまでも見ていたい。
324
3.7
サウダージ。究極の老い映画。霞む老年期の視界。後ろへ流れる風景、記憶そのもののような廃墟。柱を支える彫像。

あなたにおすすめの記事