家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

上映日:2017年05月27日

製作国:
  • 日本
  • / 上映時間:113分
    監督
    山田洋次
    脚本
    山田洋次
    平松恵美子
    キャスト
    橋爪功
    吉行和子
    西村雅彦
    夏川結衣
    中嶋朋子
    林家正蔵
    妻夫木聡
    蒼井優
    風吹ジュン
    小林稔侍
    劇団ひとり
    あらすじ
    平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。 周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の 危険運転を心配した長男夫婦(西村雅彦・夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。 しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦(中嶋朋子・林家正蔵/妻夫木聡・ 蒼井優)でなすりつけ合ううちに、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。 そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷広島の同級生・丸田(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で四十数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!なんと、翌朝目覚めてみると、丸田が息を引き取っていたのだ!平穏な住宅街はまたたく間にサイレンとパトランプの喧騒に包まれて、救急隊は来る、警察は来る、そして鰻屋は来るわで、てんやわんやの大騒ぎに!!果たして平田家は再び平穏な日常を取り戻すことができるのか?

    「家族はつらいよ2」に投稿された感想・評価

    OKAMI
    3.5
    こういう群像劇も消えないでほしい
    kururi
    4.0
    高齢の父親の免許問題を解決する糸口になるかも?と変な期待をして見たら、、そんな話じゃなかった(^^;;
    こんな身に迫る話をどんな心情で見るんだろうか年配者は?その年になれば私にもまだまだ見えてくるものがあるんだろうかなぁと寂しさと期待がない交ぜになる。
    イメージで鑑賞を決めてはいけません。
    予告や宣伝と違って、下流老人のシュンとするお話でした。
    泣かせどころにはちゃんと妻夫木、蒼井をもってきて。
    上質のホームドラマ。
    あい
    4.2
    20170610
    中高年の方々の笑い声の中、鑑賞。笑
    素晴らしいホームコメディ!(前作よりよかった!)
    現代社会の問題を描きつつもしっかり笑わせる。だけどちゃんと温かさがあって、じんとくる。そのバランスがgood!
    階段⇔居間のやりとりが好き。
    橋爪功がだいたい悪態ついてる。笑


    山田洋次監督は「東京物語」が本当に好きなんだなぁ。とこのシリーズ観ると思います。酔っ払った旧友を家に泊めるってオマージュかな^^
    死の周りで起きる、家族の日常会話が笑える

    誰のせい?となすりつけ合い
    やっちまったーーーの数々…

    死ってのは日常からは切り離せないことなのねー
    死が笑いの中にありながらも
    大切にされていると感じられる
    Michelle
    4.0
    【ストーリー】
    周造はマイカーでの外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから高齢者の危険運転を心配した家族は、周造から運転免許を返上させようと画策するが・・・。

    前作に引き続き笑いっぱなし!
    今回は高齢者の免許返上問題に合わせて、家族の温かさがよく分かる作品だった。

    前作では登場しなかった長女・成子の娘、次男の妻・憲子の母、祖母。
    新しい役が増えていてその分見応えも増していた。

    最後のシーンは厳かな雰囲気…かと思いきや銀杏!!?

    続続編希望!!
    MASAYA
    3.3
    前作より好きでした。

    今回もおじいちゃん(橋爪功)が頑固で、色々やらかしてくれます。

    おじいちゃんから免許を取り上げ作戦に、おじいちゃんの同級生の急死@平田家などなどイベント盛りだくさん。

    それなりに笑えました。

    でも今回劇場で観て気づいたのは、年配の方々との笑いのツボが大きく異なるということですね。。
    自分は何が面白いんだろうと思うようなシーンでもドッカンドッカン笑ってたりすると、世代の差かなと感じます。

    観に来ている人の平均年齢が70(体感)ということもあるかもしれませんが、上映中に気持ちを言葉にするのはやめてほしいですね。

    「あら、や~ね~」
    とか隣の席で騒がれた日にはた堪ったもんじゃありません。


    2017.7.7
    家族の父・周造と母・富子の離婚騒動から数年後。今度は、気ままなドライブを楽しみながらも、最近クルマをこすってばかりいる周造の運転免許の返納をめぐって家族会議が開かれることになる。しかし、その家族会議の当日、周造が家に泊めていた旧友・丸田が息を引き取っており、大騒動が巻き起こる。。「東京家族」の出演陣が再集結し家庭内の悲喜こもごもを演じた、山田洋次監督の喜劇続編。

    前作では熟年離婚をテーマに周造と富子の離婚劇と、末っ子の庄太と憲子の結婚という2つの出来事を悲喜こもごもで描いた良作でしたが、本作では平田家というよりは、旧友・丸田にフォーカスが当たった作品になっています。テーマはずばり独居老人の孤独死というところでしょうか。丸田という人間は若き時に妻に愛想をつかせられ、娘とともに出ていかれて、それ以来の音信不通という設定なのですが、別に丸田のように家族がいないという状況だけではなく、遠き故郷で孤独に暮らす老人であったり、認知症などで家族から無理やり施設に入れられて孤独に暮らす老人など、丸田という人間を通して、多くの孤独に生きることを余儀なくされている老人というのが投影されるのです。そうした中に、丸田に訪れる突然の死。細かい免許返納で揉めている平田家においての、この死が家族の意味合いを感じさせる機会をもたらすのです。

    脚本(ほん)として、上手いなと思うのは、丸田だけではなく、前作では直接的には描かれなかった憲子の母と、その母が介護をしている認知症を患う祖母を出してくること。憲子の両親も離婚していて、母親が祖母の介護を一切見ているという老々介護の手前のような状況をも、独居老人だった丸田と同じように入れ込んでいること。まだ、憲子の母や祖母は平田家という家族があり、それが生きる希望になっている。1人で暮らすことが希望がないという状況と結論づけてしまうことは社会としては悲しいですが、これが日本の現実でもあるのです。それでも丸田が平田家一同から見送られるラストシーンは、日本もまだ捨てたもんじゃないという象徴的なシーンかもしれません。

    こういう社会的な色合いが強くなった続編ですが、それでもシーンの各所で笑いを入れてくるところが山田監督の力量ともいえるところ。中高年層が多い中での鑑賞でしたが、劇場全体で笑いが起こり、最後は泣けるというのは、映画としては最高のエンターテイメントだと僕は思います。家族をテーマにして、家族全員が楽しめる傑作になっています。
    楽しく見ました!
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