コール・ミー・バイ・ユア・ネーム(原題)の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

コール・ミー・バイ・ユア・ネーム(原題)2017年製作の映画)

Call Me by Your Name

上映日:2018年

製作国:

上映時間:132分

あらすじ

1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。 眩しすぎる太陽の中で、激しく恋に落ちるふたり、しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてくる。

「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム(原題)」に投稿された感想・評価

akary

akaryの感想・評価

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色がきれいでした◎
別にゲイとか関係なく初恋物。Call me by your nameて同性愛ならではなんだけど。
彼氏のこと私の名前で呼んだらなんかおかしなことになるもんな。
本編全然関係ないんだけど、映画館がもんのすごく寒くて、夏のシーンはまだいいけど、真冬の雪のシーンは本気で凍えた。
初めてコートマフラー手袋して、つま先痛いな〜って思いながら映画みたや。
ohma

ohmaの感想・評価

4.8
※原作既読ですが英語の聞き取りはできないため、シーンと原作をすり合わせながら見た人間のレビューです※


トレーラーで感じたロマンティックなイメージとは違う、ジョン・アダムス作曲「Hallelujah Junction」の鮮やかでアップテンポなピアノの音で一気に引き込まれてしまった。

原作も読んでいるしアーミー・ハマーやスタッフのInstagramで撮影中の写真を見て、1月のサンダンス映画祭での熱狂的なレビューも読んだしトレーラーも見たしすでに見てきた友達にどんな感じか聞いていたので自分にとっては「確認作業」のような感じだと思っていたら、今まで接していた情報はほんの一部分でしかなかったんだな、と実感してしまった。
最近は公開直前で映画のクリップを宣伝で流したりトレーラーで一番いいところを出してしまって「トレーラーの方がよかった」とコメントされてしまう作品を見かける中、CMBYN(call me by your name)は決して映画を見る人の楽しみを奪うことはない宣伝方法をしていたと思う。
なのでトレーラーやクリップをいっぱい見ても大丈夫かと。

トレーラーのイメージを裏切るといえば、とにかくユーモラスなシーンがたくさんあって、生活する中のちょっとした笑いがエリオの世界にもちゃんとあるのが面白かった。ロマンティックでメランコリーなイメージのままいくと多分びっくりしてしまうかも。
(原作でもすこしはあったけど、映画ではもっと面白い場面が多い)その笑ってしまうシーンでも決して無駄ではないのがこの映画のすごいところだったと思う。
笑って、ときめいて、胸がこみあげて、映画館を出る時の気持ちは様々だろうけど、とにかくいろんな感情を経験できる作品だった。


エリオとオリバーをとりまく両親とガールフレンドたち、使用人と町の人たち…みんなそれぞれに生き生きと丁寧に描かれていたと思う。たとえ登場時間が短くても、人となりがわかる描写があってCMBYNの世界に深みと空想の余地を与えるというか。
そしてエリオの家の敷地、湖、滝、広場と多くはないロケーション、外は明るく、家の中や夜は真っ暗なところなど逆にリアリティがあり自分がその場にいるような、敷地内の空気や樹木やまたはパールマン家に遊びに来たゲストやエリオの友達になったような気持ちになれる。
それは物語だけでなく、その場の空気感やとりまくすべてをドラマティックにならずに淡々と、けれど鮮やかに優しくルカ監督が描いているからで、1月の吹雪のサンダンスレビューで読んだ「外は吹雪だが映画を見ている間は夏のイタリアだった」という一文を思い出さずにはいられなかった。


セリフは少ないとは言わないけれど、多くもないと思う。
言葉よりも目線、肌に走る緊張感、伸ばされた指先やしぐさでその人物の感情を追うという目で見るだけではなく自分の感受性で映画を追う事になるのを自分は楽しんで贅沢だな、と感じた。
説明不足と否定する人も出てくるだろうけれど、こういう楽しみ方を知っている人にはたまらないと思う。。
そしてその目線と肌と指先を持つ二人の人物、エリオとオリバーを演じるティモシーとアーミーの素の美しさが(指先もつま先も美しいので必見)見る人をうっとりさせるはず。


主人公のエリオという少年が見た感じた世界をそのまま描き出した作品だけあってティモシー・シャラメに掛かる責任は重かったと思うけれど、とても素晴らしい演技だった。ルカ監督やティモシーが作り上げたエリオは自分が思い描いてた通りだけど、それよりもずっと大胆で、甘ったれででも内にこもる感じ、想いに勝手に傷つき、そして傷つける様子が仕草やものの言い方に現れていて決して「いい子」だけではない生々しさを感じた。
カメラが映し出す間ずっとエリオの演技をしていることは大変だったと思う。彼の演技への集中力はすさまじいものだったと思う。子役から演技をはじめ、演劇学校出身で舞台経験もある彼だからこそこの確かな演技力と集中力があるのかな、と納得した。

ティモシーの顔は一見綺麗でかわいいけれど物憂げな表情、嫉妬で剣呑になる表情、オリバーに見せる甘える表情、また恋人同士だからみせる大人びた表情など変化が多く、話を知っていても次にエリオはどうなるのか?と気にしてしまうほどだった。

ティモシーもインタビューで言っていたけれど、若手で一般的な無名の俳優がこのような作品をチャンスだと思い、そして大切に撮られたことはとても幸せだと思う。今後どんな演技を見せてくれるかとても期待している。


エリオが焦がれる相手役のオリバーをまたアーミーが想像以上に素晴らしく演じてくれたと思う。
日光の下で光る髪、まっすぐ伸びた脚、丈の短い水着、エリオを魅了する外観を文字ではなくアーミーの姿で表現しているので覚悟はしていたもののかなり刺激が強かった。
原作よりも大人しすぎたかな?とは思うけれど年齢差のある恋愛で年上、背の高い男が受ける捕食者的なイメージを払拭していた。
第一印象の華やかさ、自己中心的な好奇心旺盛さ、人を魅了する笑顔の甘さ、はアーミーが生まれながらに持つものと得意な演技の分野だけれど、この作品ではさらに穏やかで、どこかセンシティブでエリオの愛を受け入れた後から見せる包容力や大胆さ、甘える様子なども自然に見せていて、彼の出演作をほとんど見ていた自分でもアーミーの新しい演技を見たという満足感があった。
エリオの見た世界でしか描かれないオリバーなので、どうしてもオリバーの考えることなどはわかりにくいとかもしれない。前述の目線や仕草で考えを巡らせることになるけど、でもそれはまさしくエリオの感じるオリバーであるので、エリオと一緒にオリバーにもどかしさや焦燥感を味わうのが一番楽しい見方だと思う。

少年が大人の魅力的な女性にあこがれて、性の目覚めを迎えて大人になっていく映画は今までにジャンルとして沢山あった。
でもCMBYNのようにその対象が男性というのは珍しいと思うし、男性版「ロリータ」であるけれどCMBYNの場合はロリータが年上のオリバーになっている。
さらにルカ監督がオリバーの描かれ方に対してモニカ・ベルッチの「マレーナ」を引き合いに出したけれど、いろんな意味で納得してしまった。

そしてティモシ―とアーミーのケミストリーが本当に素晴らしく、愛情をもっている様子が嫌味でなくわざとらしくもなく描かれていたと思う。
最初のキスシーンはさすがにドキッとしたけれど、その後のちょっとしたキス、なだめるキス、交歓のキスなんかはすんなり受け入れてしまった。それも二人のケミストリーが最高だったからではないかと。


LGBTの人たちだけでなく支持が多いのは、自分が誰かを愛した記憶を思い浮かべさせられるからだと自分は思う。
エリオとオリバーの触れ合いに思い描く誰かを重ねていたり、誰かを思ったり、悩んだり、ちょっと妄想したり、今考えたら恥ずかしい事なんかもあったりして、もしくは切なすぎたり激しすぎたりつらく傷ついた事なんかもあるかもしれないけれど、そんな見る人たちの愛の記憶をやさしくなでていくような、心が動かされるものだからかもしれない。
ah

ahの感想・評価

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んな事言ったら
モーリスのヒューグラントだって
そりゃーもう そらだったし
YUKA

YUKAの感想・評価

4.4
すごく美しい、美しい物語、、、
ただしOliverは24歳には見えなかった(笑)
こう

こうの感想・評価

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評価じゃなくてごめんなさい🙇‍♂️
本国の公開はr17指定?になっているとおもうんですが、そのレーティングがされている理由と日本で公開された時のレーティングなどがわかる人いらっしゃいましたらこめお願いします🤲
それはそれはとても美しく、青臭くてピュアな初恋の物語。その相手がアミーハマーと言う同性の美男子だっただけ。
cleo

cleoの感想・評価

5.0
最高。
空気まで撮れてしまっている感じ。こんなにうまく初恋を撮ってる映画はないんじゃないかと思うくらい。
そしてキャスティングの素晴らしさと言ったら。この2人のケミストリーが奇跡的。
Yuk_i

Yuk_iの感想・評価

4.2
イタリアののどかな風景とピアノがとてもいい。

なぜオリバーは卵を割るのも食べるのも下手なの?
とても美しい映画。映像も音楽も。
イタリアの田舎の夏、常に水着のような格好をして気ままに水浴びをし、太陽の下で家族で食事をし、好きな時に寝っ転がり日焼けして、読書をし。見ているだけで気持ちが良い。
同性同士の恋愛を「特別」に描いていないところが素晴らしい。
natsumi

natsumiの感想・評価

4.7
普段恋愛ものというか青春ドラマ系なんて全く観ないし興味もない。でも評判が本当に良くて、期待値高めで映画館へ。そんな期待値を上回った。これが自分の中の2017年ベスト映画になるとは思わなかった。この映画は昨日観たのだが一晩置いてからのレビュー、まだまだ余韻が冷めない。

ゆっくりと時が進むイタリアの田舎のある夏のお話。オープニングから一気に引き込まれた訳ではない。ストーリーは淡々と進み、起承転結は特になくこういう日常系はそんなに好きではない。でも独特な空気感や繊細な心情描写が本当に美しかった。ひと夏の恋なんてもんじゃない、一気に心の底にあった感受性が掘り出され、無防備に剥き出しにされた。

残念なイケメン役が多いアーミー・ハマーは今回はリプリーのジュードロウのような色っぽさを持つオリバー、そんな彼に落ちるのはTroye Sivan似の美少年ティモシー・シャラメが演じるエリオ。今回のアミハマの役はただのイケメンで終わらない弱さを見せることで、今作は二人のキャリアにとって大きな転機になったと思う。大人なオリバーと性に迷いがあるエリオの対比がみていて愛おしい。LGBTQへの差別も激しい時代の中、仕事で来た彼に近づきたいけど近づけないもどかしさ。役者二人が本当に素っぽくてケミストリーが始終感じられ、リアルであると同時に胸の締め付けられ具合がどうしようもなく辛い。どうしてくれるんだこの気持ち…

エリオのオリバーに向けた視線がピントで表現されているのがすごく好き。たまに挟まれるクスッとできるシーンもリアルさが引き立つ良いスパイス。ピアノがメインのサントラに個人的にグッとくる80年代ポップスの組み合わせも良い。永遠に観ていたい、終わってほしくない瑞々しい夏、そんな映画だった。官能的なシーンが思ったより多かったかな、いやらしい感じじゃないけど自分が苦手なのは仕方がない。ハリウッド感動映画によくある、あきらかなお涙頂戴っぽさは感じられないのに泣ける。

普段は一晩ぶっ通しで寝る自分だが、昨夜は途中で2回も目が覚め、起きる度に映画のことが頭にあった。帰り道に映画のサントラについてのインタビューを聞いたり、Spotifyで音楽を聞くだけで涙が出そうになる。二人のことを思い出すだけでしんどい。もう一度観に行きたいところだが、最寄りの映画館では上映期間は一週間のみ、今日が最終上映日。日本公開された時運良く帰国していたら必ず観に行く。
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