小説で例えるなら行間を読ませるような映画だと思った。
登場人物は三人。彼らの素性はわずかに台詞の一部から読み取れることしかわからない。
彼らは考えていることを口にしないし、行動にも起こさないから、…
それぞれの事情を抱えてシェアハウスで暮らす人々。ミャンマー人への当たりのキツさが、悲しいですが凄いリアルでした。
短編で描くのがもったいないテーマだと思うので、90分くらいの作品でもよかったかも。…
ストーリーもモチーフも台詞も、24分に収めるには、其々が内包する意味が大きすぎて/深すぎた。でもその混沌として複雑な全てを抱えているのが今の日本だし、或る意味現実をそのまま写しているとも?
もっと長…
3人の演技がそれぞれ何となく良いなと思った。
不器用だったりぶっきらぼうだったりだけど、温かさのある感じ。
彼らの生活の一部分だけを切り取って30分以内に収めてるってところが、もうちょっと過去とか…
波のゆらめきが、もう、ときめきや、安らぎを与えるだけのものではなくなってしまってから、まだ時間はそんなに経っていない。揺れる水面に心がしめつけられる感覚を、ぼくたちはこの先も忘れることがきっとできな…
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