カーヴァーの小説にまとわりつく茫洋とした厳しさを端々に感じる。そこにケベック独立と詩と「アンドレイ・ルブリョフ」(だよね?)と諦念を絡めて、思いがけないほど虚しい場所ができあがっちゃった。そこへ彼ら…
>>続きを読む不透明な時代をえがくやさしくもさびしい抒情的な筆の濃淡の語る追憶と悔恨と、静謐な叫び。 やわらかい湯気。カーテンから透ける窓枠。隔たれているこころとこころ。
「ねえ、教えて。何が昔と同じなの?」
ひ…
ケベック州独立運動を背景に、父、妻、息子の視点で2回の選挙を見つめる物語。
全編墨絵の手描きのアニメーションによる作品で、水などの溶けるような表現やオーバーラップのさせ方がすごく、主人公の詩人の世界…
実に渋い(渋すぎる、地味過ぎる)文学的なアニメーション映画だ。
時代と社会から取り残された孤独な中年作家ジョゼフは、別れた妻との関係の修復を、かつて一緒に過ごした裏寂しい海浜の孤村、「新しい街」 V…
ポエトリーなアニメーション。お洒落。幸せだったあの頃に戻ることを望む男と、戻ることは出来ないと知っていて新たな関係を構築しようとする女と。魚のムニエルの切り分け方がそそる。。近々絶対食べる。波の表現…
>>続きを読むああ劇場で見たかったなと思いつつ自宅で見た。エアコンの音さえうるさくて消した。
この感じは、「レッドタートル」に似ているな。再び映画館で見れない限り、あの映画を見返すことはないだろうけど、あの空間で…
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