貌斬り KAOKIRI 戯曲「スタニスラフスキー探偵団」よりの作品情報・感想・評価

『貌斬り KAOKIRI 戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より』に投稿された感想・評価

きりん

きりんの感想・評価

3.3
ジャック&ベティにて、舞台を単純に映画館でというのではなくて、舞台を題材にした映画。映画ばかり観てるけれど、舞台も観に行きたいな
美形俳優の顔切り事件を題材に映画を作る者たちによる推理劇・・・を上演する者たちによる推理劇

宣伝にある「超重量級エンターテインメント」というよりはミステリー色の方が強く感じる。人物の感情の動かし方が上手くて上手くて、「超重量級」とはその人間を描く上の重みなのかなとしみじみ。

劇中劇は戯曲の台本を読んだので、まさにその台本通り。 映画なのに舞台が見られるという点はちとお得感を感じた。

エンターテインメントとしてはまだ足りないものがあるけど、劇中劇とその周りの推理劇は悪くは無い
じまじ

じまじの感想・評価

1.0
ただのナルシズムでしかない映画。監督も役者も自分大好き撮影大好き演技。
演劇をバカにしている上に映画としても飽きてくる。劇中劇がこれまた面白くない。
怒りの湧いてくる映画でした。長谷川一夫を研究する前にスタニスラフスキーメソッドを勉強しろよ。
砂場

砂場の感想・評価

4.6

監督:細野辰興、主演:草野康太、山田キヌヲ
目眩がするような感動で上映終了後ぼーっとしてしまった@地元映画館。
往年のスター長谷川一夫が顔を切られた事件は芸能史の暗部として知られているがそれを題材にした戯曲が「KAOKIRI」で、細野監督は以前自らの劇団で上演。
それを映画化したのが本作である。とはいえ演劇の台本を映画として撮り直したものではなく、実際に上演された舞台を撮影したフィルムを元にそのまま劇中劇として観させる一方で、その演劇の舞台裏が映画として描かれる。
長谷川一夫事件(史実)と、それを元にした(演劇)、それを撮る(映画)という三重のメタ構造になっているが難解かというとそんなことはない。そもそも演劇部分が滅法面白く爆笑する場面多し。
この映画は、芝居の上演直前に重要な役者が二人降板したり、実はドロドロの恋愛事情があったり主役が心臓病を患っていたりという緊迫した場面から始まる。
芝居の上演自体が危ぶまれるのだが、舞台は始まってしまいもう後戻りできない緊張感。草野康太、山田キヌヲ始め役者陣が素晴しい。スターの顔を切った真犯人はだれか?その動機は何か?謎解きを中心に物語は進む
演劇の時のパッションと舞台裏のダウナーなテンションの差が微妙に可笑しい。
内山田洋とクールファイブの「恋唄」がサイコーのタイミングで流れ、テンションマックス!素晴しい映画だった。
ス

スの感想・評価

3.6
ラストに向かって加速する緊張感。

役者の狂気的世界。

果たしてそれは観客にも伝わるものなのか…
映画『貌斬り KAOKIRI』。「役者やめますか?それとも人間やめますか?」「人は"あなた"という役を降りることはできない」。あっという間の143分。……観客やめられません。ずっと観てたい(魅)
ラストショットが示すように、キャメラは境界を越えることを許してもらえずに取り残されてしまう。
叶うことのない本当の貌斬りに期待してしまった。
メタからのメタ、で色々感情を揺さぶられ、長さは感じない。

8割を占めるだろう演劇のシーンの迫力は素晴らしい。なぜなら本物の舞台を収録しているから。黒子が舞台上で自由にカメラを向けており、ベテラン細野監督の未だギラギラする演出が堪能できる。

ただそこが評価の分かれ目で、個人的には「映画」でこの「舞台」を延々見ることに喜びは見つけられなかった。
AkaneM0412

AkaneM0412の感想・評価

4.5
演劇と映画の融合です。
演劇の演技の迫力、汗など…実際に観ているように錯覚する。
俳優の二重三重四重に重なった心境がよく見えた。
舞台であり、映画である不思議な感覚。
とにかく熱量がすごい。
合間の楽屋のシーンはシュールでとても好き。
様々な葛藤が散りばめられた作品だと感じた。
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