犬ヶ島の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

犬ヶ島2018年製作の映画)

Isle of Dogs

上映日:2018年05月25日

製作国:

あらすじ

近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立った。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀へと…

近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放する。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に降り立った。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていく──。

「犬ヶ島」に投稿された感想・評価

deenity

deenityの感想・評価

3.5
ストップモーションアニメは昨年スタジオライカの『パラノーマン』を見て虜になって、それ以来意識してみるようにしてるのですが、ウェスがストップモーションで作品を出すならば見に行くしかないですね。しかも舞台は日本。なかなか見に行くことができませんでしたが、ようやく見ることができました。

とりあえず感じたこととしては、ウェスのそれは明らかにライカの物とは異なり、時代に逆行しているというか、実にクラシックな作りでした。滑らかで鮮やかな世界観というのがライカの魅力ですが、むしろ動きはぎこちなかったりどこかチープだったり、ウェスの作品はかなり対象的でした。鼻息とかがまさに象徴的かと思います。
ただ、ライカのそれとは明らかに異なる味があるんですよね。粗いからこそ丁寧さが際立つという逆説。本当に手が込んでいるのがわかるんです。画面いっぱいの情報量には一つ一つに愛がこもっている感じがするんです。全然別種の魅力があって、これはこれで好みでした。

ウェスといえば画面の画作りへのこだわり。いかにお洒落に見せるかが彼らしさだと思っているので、本作でもパペットの仕草然り、それを遺憾なく発揮しています。横スクロールで話が軽快に進んでいく辺りが退屈さを感じさせない作りでした。
あとはこだわりでいえば手間がとにかくすごいんです。日本を題材にしているため、とにかく日本らしい描写にこだわります。まあ外国で暮らす外国人がイメージする日本を風刺したみたいなところはありますが、日本の文化をしっかりと捉えているのは日本人からすると好感を持つ人は多いんじゃないでしょうか。オープニングからの太鼓とか笛の音色が所々でBGMとしても多用されるのとか好きなポイントでもありますし、アタリ少年が日本語を話すのに対して犬が英語を話すのなんかも、別の種類の生き物が別の言葉を話すのを例えた比喩表現として見事。特にあの寿司のシーンは物凄く緻密で感動したのと同時に「いるのか、このシーン」という感じがして(笑)とにかくこだわりにもウェスらしさがありました。

ただ、やっぱりライカと比べるとメッセージ性が弱いですかね。動物愛護の精神でいえばそりゃ考えさせられるものはありましたが、どこか突き刺さるものはなかったとも思います。もっと飼育放棄とか動物による病気感染とかゴミ問題とか、いろいろ深いテーマに絡められるはずでしたが、結局は内容としてのインパクトは少なめ。画としてしっかり楽しめる魅力をもっているので、もう少し中身にも普遍性もったテーマが見えるとよかっただろうなと感じました。
イヌの生態描写にあまりこだわりがないので、イヌを飼ってる人には物足りないかも。
日本映画のパロディは、分かると嬉しいです。
くみん

くみんの感想・評価

3.8
一瞬にして世界に入り込めた。
そして、ただ単純に楽しめた。
ワンコたち可愛かった。

WOWOWでやったらまた観るよ!
ひぐち

ひぐちの感想・評価

4.0
アニメーションと音楽がすごい。
コミカルでシニカルな日本表現、科学党の劣勢描写は耳が痛かった。
音楽のリズムと物語の起承転結が合っていないのが原因なのか、物語をみていても「ああ、なんかあっちでヤンヤヤンヤやっとるな」という具合で全く話が頭に入ってこない上に、英語と日本語が混同しているため頭の切り替えが追いつかず、しまいには日本語が何言ってるのか全くわからないという現象が起きた。確かにアニメーションの技術や細部の細部まで徹底的にこだわったつくりこみ、外国人の観点で作られた日本の街の表現とかおもしろいし、モニターにうつる白黒のアニメーションや構図関心したけど、物語、音楽、画面、どれも欲張ってしまって結局なにやってんのかわからないけど良い画だな、という感情でラストを迎えた。
こり

こりの感想・評価

4.0
仕事のあとに観て元気になった
アタリとスポッツの出会いのシーンで泣いた
猫を悪く描くことはなくてよかった
黒猫式

黒猫式の感想・評価

5.0
和太鼓のビートにのって繰り広げられる犬達と少年の反権力闘争。少年が日本語を使い、犬達が英語を話すというのが絶妙な異種間コミュニケーションという印象で面白かった♪
個人的にはアタリくんよりトレイシーの方が好きですけど、有能なのはスーパーハッカーですよねw
ジロ

ジロの感想・評価

4.5
ああ、イヌ…好き…
わさびポイズンの破壊力ヤバイ。

何がこんなに好きなのか分からないけどとにかく好きだな。犬たちの顔かな。毛並みかな。少しドライで少し変わり者な雰囲気漂う登場キャラたちの性格かな。
とにかくとにかく好きでした。それに尽きる。

太鼓の独特の音楽も最高。サントラ買おう。

TOHOシネマズ六本木にて。
M川A氏

M川A氏の感想・評価

3.9
Mr.FOXより映像表現の幅が段違いに広がっていて圧倒された。時折見られる日本文化への皮肉が面白い。でもMr.FOXの欲の無い無邪気さが好きだったような気も。
hrt2308

hrt2308の感想・評価

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外国人が描く日本はユニークで面白い。
いきなり黒澤明を連想させるシーンが始まりウェス・アンダーソンの日本愛にあふれた作品になっている。
人間や犬たちの個性もきっちり描かれ、声のキャストにあっている。
パペットを使ったストップモーション・アニメという労力が作品に生きている。
まったくウェス・アンダーソンっていう監督は才気の塊だ、シャクだけど。
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