『波止場』の日活翻案と見せかけて実は『望郷』の翻案(巧妙な手口)。
同じく『望郷』の翻案である新東宝『黄線地帯』の超美術には劣るものの、大量のエキストラを使って神戸の町並みをカスバに見立てた撮影は見…
波止場歩く裕次郎のオープニングからもう最高だ舛田利雄。いつもの感じダンサー中原早苗、東京から神戸戻ってきたいつもの感じお堅い北原三枝、だるま船の上で拳銃構える清水まゆみ。女性陣みんな気が強くていいし…
>>続きを読む石原裕次郎のアウトロー路線の最高峰に位置する舛田利雄監督の傑作。北原三枝がいる病院で窓越しにハーモニカの音色に癒され自首するラストまで、港街神戸のハイカラな雰囲気も最高の、ハイセンス抜群の裕次郎がや…
>>続きを読む初めて見る石原裕次郎が主役のアクション。サングラスと真っ白なスーツ。やはり彼は際立って見える。夜に闘うシーンのカメラワークがカッコ良かった。祭りで爆竹がバチバチ弾けているのが印象的。主人公を執拗に追…
>>続きを読む水平いっぱいに広く使って歩き佇む。夜の市街地を二階の窓から。爆竹花火と吸い殻を放り捨てる。惚れた人に次々と殺される仲間。クラブのデュエットダンス。真正面から決闘。泥沼の殴り合い。堂々と乗り込んでいき…
>>続きを読む轟夕起子まで、石原裕次郎主演のドンパチ映画に出ていたのかぁ。
最後、病室にいる北原三枝が、裕次郎と初めて出会った時、裕次郎がハーモニカで吹いていた曲を同じハーモニカで吹き、病院の外でその音色をジッ…