波止場のレストランでマスターをしている石原裕次郎は、ブラジルに行った兄からの手紙を待っていた。
雨の日に波止場に一人たたずむ北原三枝に声をかける。
彼女は歌手で、興行主である二谷英明との間でトラブル…
【スタイリッシュな映像と禁欲性】
石原裕次郎と北原三枝の主演した映画のひとつ。脚本を石原慎太郎が書いています。
蔵原惟繕監督の初監督作品でもあり、カメラワークやアングルがかなり凝っていて、アート…
ブラジルへ渡航した兄の便りを待つレストランのマスター、石原裕次郎。
波止場に佇む淋しげな女、北原三枝。
横浜の暗黒街のボス、二谷英明。
ワケありな過去を抱える者たちの物語。
ドル箱コンビの人気と夜霧…
北原三枝は黙っているだけでも間がもつのに、石原裕次郎ってとことん石原裕次郎でしかない役者。冒頭20分のミステリアスな雰囲気から情報開示されるにつけ失速の感はあれど、演出は外してない(慎太郎の脚本が悪…
>>続きを読む鬼才蔵原惟繕の監督デヴュー作であり、本格的ハードボイルドタッチの日活アクション映画のスタートを切った記念碑的傑作。石原裕次郎が日活のエースを確証付ける二谷英明との一対一の格闘は、映画史に残る名シーン…
>>続きを読む蔵原惟繕のデビュー作だが、同年に増村のデビュー作『くちづけ』があるのが不憫。
ボクサー崩れと歌手崩れの男女…
エリア・カザンの『波止場』を意識しつつ外国映画っぽい画作りにはしているものの、『くちづ…
夜の港がとてもいい感じ。レストラン、リーフもいい。
ただ、ストーリーがやたらと凝っている。探偵ものみたいだ。
主人公は寡黙で陰のある感じなのだが、やたらと喋りまくる。状況を説明するかのように話すが、…