羅生門の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『羅生門』に投稿された感想・評価

3.8

羅生門のセット豪華だなー!

現代で撮ったら60分くらいになりそうな話を90分で。たっぷりとった“間“がいい。

太刀のきらめきとか、顔にかかる木の葉の影がゆらめくことで風を表すとか、光の入れ方が素…

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芥川龍之介の短編「羅生門」と「藪の中」の
融合。
文学には文学にしかない良さがあり、
映画には映画にしかない良さがある。
原作が小説の映画作品は
そこが乖離していることがあるのだが、
もちろん本作は…

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真実と人間の主観。
芥川の「羅生門」と「藪の中」のミックス。
生きるための善悪の境界を描いている点は原作と同じか。
2回目の鑑賞

自分の事情に合わせて人は話や流れを作っていく
人の本性を表に出して話は進んでいく

自分にも当てはまる部分がある
4.0

これがあの羅生門効果の元の映画!

昔国語で学んだ羅生門から派生したお話。

人間の醜さ、自分が都合の良いように生きればいいとそれだけなのか。
死者までもが自らの醜いプライドを護り続ける。

主観を…

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露骨
-

この即物的な疾走感と狂気よ。過去作がフリだったかのように生き生きしている三船敏郎と、その主役を食う京マチ子の憑依。単純な構造ながら視点の違いで反復と差異を生み出し、且つ欲張らずに90分以内に収めた手…

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https://www.instagram.com/gareraku/p/DPOM5NJkUVW/

羅生門や検非違使の庭は映画館の比喩であり、現実の世界と表象=代行の芸術たる映画の間に必然的に生じてしまうズレを描きつつ、それと同時に「語り」による再現と映像による再現の質的差異についても明確な形で示…

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出来事そのものを描くことを放棄し、出来事を語る主体としての人間を露出させることで、真実認識の不確かさと倫理的責務の裂け目をあらわにする。
だがそれは相対主義の祝祭ではなく、薄く頼りないながらも人間性…

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25-235
U-NEXT
羅生門セットが凄い。半壊してるのに、人よりぶっとい柱、豪雨に打たれて水をざあざあ流す屋根瓦。というかあの半壊の佇まいが神がかっててえげつない。草むらに落ちた鬼瓦からナメ…

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