羅生門の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『羅生門』に投稿された感想・評価

嘘の中でも自分に都合のいい嘘だけを本当も信じる。その方が楽だからな。
ぐうの音も出ない。
溺死
3.8

『姿三四郎』でも感じたが、黒澤明、「雨」の撮り方が凄まじい。『羅生門』では起・結に効果的に働く「雨」というエフェクトが優美であり同時に窮屈さを感じさせ、ノイズがあるからこそ失意の念が増して行く。

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恥ずかしながら黒澤明作品は初鑑賞だけど流石に別格。あのラストを見ても疑いが消えないのが本質。

俳優の運動神経、それを演出する映画監督と撮影するキャメラマンの運動神経がすごい。三つ巴の関係でどこにカメラを置くか。芥川龍之介原作、時代法廷ものという文学的な題材ながらあくまで活劇にグイグイと寄せて…

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☆神保町シアター特集『女優魂2025この一本』で、京マチ子のこの一本としてフィーチャーされた本作。恥ずかしながら初見です!
☆前半船漕いでしまいまして、語りづらいのですが、三船さんの多襄丸も京さんも…

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taichi
4.1

あの原作からどのように映画として制作するのだろうと思っていたが、人間の正義と悪の概念の不安定さという原作のエッセンスをしっかり残しつつも、最後は人の良心があるうちは世の中捨てたものではないという前向…

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Taiga
3.9
年をとるごとに、映画を見て読み取れる感情が多くなってきている。
経験したことのない感情は、それを見ても気づくことすらできないのだ。

黒澤映画というものに始めて触れることになって最初に思いついたのが羅生門だった。芥川龍之介ということもあり触れてみようと。最初見た時は合わないと思い、ほぼ考えずに終わったが今になって見直してみるとなん…

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ログ
4.0
「人は言い訳ばかりして、嘘もついて、誤魔化してばかりいる。だけど、そんな人間でも信じつづけていきたい」そんな黒澤明からの力強いメッセージを感じた
めい
3.5
モノクロだからこそ見えるものがある気がした


木漏れ日と京マチ子

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