島尾敏雄氏の私小説「死の棘」、
加計呂麻島の風土から
時代を遡っての本作鑑賞。
これらの伏線が存分に生かされ、
ああ、こうやってこの夫婦は狂っていったんだなと思わせる要素も多く演出されている。
…
満島ひかりが、神がかっている
前にドキュメンタリーで満島ひかりが、脚本を覚える時は色んなところへ持ち歩いて体に染み込ませていくと言っていた
これもそうなんだろうなあ。
好きな本は好きな色んな場所…
大切な映画になった。これは必ずもう一度観る。
自然、花、植物、青空、映っているものは綺麗なものばかりだけど、どこかそわそわして不安にさせる映像が淡々と流れていて。この時代だからこそ感じられる夜の闇と…
私にとっては何度も観てしまう不思議で大切な映画。間の冗長さはやや気になるが、それ以上に夏の島の美しさ、トエの唄う島唄のはかなさ、朔中尉のやるせなさなど、映画をつくるひとつひとつの要素が素晴らしく、静…
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