厳しい芸の道を目指した若者の悲哀が、終始散りばめられた笑いで包み込まれる不思議な感覚に陥る。ラストに込められた、“散っていく火花への原作者の思い“にも注目。
単行本・文庫本の累計部数は300万部を突破、第153回芥川賞受賞作品の映画化。監督は板尾創路。釜山国際映画祭出品作品『板尾創路の脱獄王』('10)で第19回日本映画批評家大賞・新人監督賞を受賞。
長い年月をかけて芸の道を進んでも何も変わらない生活、成功していく後輩、なかばで道を諦める仲間、実力がありながら売れる術を取れない先輩、そして自分。こんな芸の道の悲哀がとてもリアル。自分も仕事で何人も同じ境遇の人達と接しているだけに、最中に少し胸が締め付けられるような思いも。でも、芸人の話ならでは、笑いが至る所に散りばめられていて、事実ほど悲壮感を感じさせないのがこの映画の不思議なところ。他の映画に出来ないこの映画の強いオリジナリティだと思う。
大きな花火が打ち上がった後の、儚く散る火花。エンドで語られる“消えていく者がいないと、成功する者もいない”とは、原作者が実際に多くの同じ境遇の人を見てきたからこそのメッセージだったと思う。
主演の2人の息もピッタリ。会話も違和感なくとてもやり取りがナチュラルで心地よかった。こと菅田将暉の、ラストの舞台でのシーンは圧巻。見ている者から笑いと涙を一気に引き出す様は、彼の力が存分に発揮された、この映画の揺るぎない山のシーンだったと思う。
難しいところだけど、中盤少し中だるみ感があったので、テンポを上げるか、抑揚をもっとつけられたら良かったと思う。
coconutさん、コメントありがとうございます! シャーリーズ・セロンの髪型になったんでしょうか?笑 是非、この映画もチェックしてみてくださいね!
観たかったけれども映画館まで行くか迷っていましたが、行ってみます!
千秋姫さん、コメントありがとうございます! ぜひぜひ!感想聞かせてください!
あーさんさん、コメントありがとうございます! 僕は原作もドラマも未読です!でも仰ることよく分かります笑 菅田将暉はとても良かったと思います!が、あまり思い入れが強いと、ハードルは高くなるかもですね。。
てっぺい様、イイね!ありがとうございました。
いわやんさん、コメントありがとうございます! 監督のプレッシャーは相当だったでしょうね!
フォローといいね♡ありがとうございます♩宜しくお願いします(^_^)
りんこさん、フォローバックありがとうございます! スパークスのラストの漫才は、他にない名シーンでしたね! こちらこそよろしくお願いします!
てっぺいさん フォローといいねありがとうございます☺︎
hikalicoさん、フォローバックありがとうございます! 最後の漫才のシーン、めちゃよかったですよね!大好きなシーンです!
いいね、ありがとうございます😊原作ほど泣けないかも〜なんて思いましたが、てっぺいさんのレビューで腑に落ちました😄✨悲壮感をやたらと推してないのも良さですね✨
ソウダネさん、コメントありがとうございます! 菅田将暉、自然でしたよね! 原作未読なので、かなり読んでみたくなりました。 全体的に、あえて泣かせない作り方だったと思います!
てっぺいさんのレビュー色々読ませてもらいました。 火花は最近観たんですが、もう一度観たくなりました。 短い文章で自分の感想を完璧に表現されててすごいなと思いました。 とても文章力が高い方なんですね。 私は語彙に乏しくてつい長文になってしまうので羨ましいです。 そんな方にフォローしてもらえてすごく嬉しいです。 これからよろしくお願いします。
@まちっこ さん、コメントありがとうございます! もったいないお言葉!ありがとうございます! 語彙力とか全然ないんですけど、その時その時で一生懸命考えて書いてるつもりなので、読んで頂けて嬉しいです! 勝手にふるえてろのレビューを拝見しましたが、とても誠実で丁寧だと思いました!