赤線地帯の作品情報・感想・評価・動画配信

『赤線地帯』に投稿された感想・評価

4.0
3,150件のレビュー
売春禁止法成立の直前の夢の里を舞台に売春は あかんけど、そうせざるを得ない女性たちの人間模様。

警察が地図に その地区を赤く線で囲んだ事から赤線って言うんだと知った。

物凄く辛い時代。

「自分のモノを売って何が悪いんだ」と言いつつ、身売りによって普通の貧乏な生活に戻れない者や親子の離縁、甲斐性があるようにみせた旦那の虚構性をいじらしく見せてくれる。ただし、同時に夫との死別など社会に…

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溝口健二の遺作。
品が良く、小気味良いテンポで前半は楽しく、後半はドロドロした部分が描かれる。あの反物屋さんの旦那を華麗にぶった斬るところ、好き。

50年代にこのカメラワークと内容は先鋭的だと思っ…

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若尾文子が残りの金をせびる時の目付きがもう…

公開当時の吉原、「夢の里」で働く女性たちを描いた群像劇。夜の街で働く女性たちをコミカルかつテンポよく描きながらも、物語が進むに連れてビターに変容していく。まさに溝口のお家芸といえる構成。女優たちの演…

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hn
4.2

女性たちの戦い方というか、こうでなければ生きていかれなかった。

立ち位置に被りがなくて、引きの構図が美しくて見入る。画として過剰な性描写がなくて、品があってよい。
音楽は可愛いようでいて、どこか不…

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未名
4.0

冒頭の音楽が奇妙すぎて、これは何なんだとまず思った。友人に聞いたら、奇妙な音楽を使うことで、また引きで長回しすることで、観客を作品内世界に没入させず、客体でいさせるためだという。おもしろ〜〜〜と思っ…

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思ったより残酷描写なく品がある。
実年齢は9歳上の京マチコが若いアプレ娘で、若尾文子が事実上の主役をとる。時代の交差点か。黛敏郎の音楽が奇妙すぎる。

吉原で働く女性たちの悲哀満ちるリアルな事情や日常を描いた作品

引きつけられる
リアルを知ってるわけじゃないけど、
リアルやなって感じさせられる
会話や街や人との関係など、
時代を感じさせられる味が…

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