「子供のミルク一つ思うように買えないで何が文化国家よ
あたしゃ死なないわよ
あんたがなんて言ったって死ぬもんか」
という嘆きと怒りの演技がとても刺さる。
しんどい人たちのしんどい話の集合体だった…
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惨憺たる悲哀に満ちた女性の群像劇を、ペシミズムに拠らない明朗なタッチで描き切る。
溝口健二と言えば長回しのワンショットが抜群に上手いイメージだったが、定説が覆された。
しかしそれは耄碌ではない。撮る…
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こういうノスタルジックな映画好き
ご都合主義な救いとか全然なくて、どんな場所でも容量よく生きていける人間とそうじゃない人間と…
リアリティある、人間ドラマ溢れる映画だった
終わり方も哀愁あって印象的…
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久しぶりに見返した。
こんなにテンポよくて面白かったんだ!と率直に思いました。道路がガタガタなのも、一歩繁華街から出たらド田舎なのもドキドキして見ていて楽しかった。
みんな結構どさくさに紛れてなぁな…
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この時代は、売春禁止法が、施行されそうな辺りの、時代らしい。売春禁止と言われても、体を売らなきゃ、生きてけないほど、貧乏な者が、多く、売春を、禁止にしたい、政府の、やる事は、逆に迷惑という・・・・。…
>>続きを読む女性のための女性映画
起伏はないけどずっと見てられる。基本会話劇。時代の潮流に抗って自分の足で立って生きる女性達。でもどうすることもできない彼女たちのどう仕様もない生き様をありありと映し出す。猥雑…
貧乏
売春防止法施行前の吉原。赤線地帯にあるサロンで働く女たちは、父の保釈金のために働き、失業中の夫のために体を売っていた。ある日、客と結婚したより江が、夫婦生活の破綻と共に店に戻る。
溝口健二…
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