たぶん38年ほど前に初めて観て、そこから10回以上の再鑑賞。
溝口健二の遺作とは思えないほどの「気」の入った群像劇の傑作✨
時代は変われど、娼妓の本質みたいなもんは変わってないのだと思う。ロマンチッ…
すごくすごくよかった
にっぽんぱらだいすと時系列は同じだけど切り取り方が全然違って面白い
ずっと画面シンプルなのに退屈しないし、短いのにドラマがしっかりあるのなぜ!
そして雨月物語以来の京マチ子さ…
溝口作品の中では珍しい現代劇ながら、女性を主体に描くスタイルは変わらない遺作。
役者陣のキャラクターに合った迫真の演技や演出、1ショット1ショットからものすごいエネルギーを感じられた。加えて、黛敏郎…
吉原の遊郭「夢の里」。そこに生きる女性たちは、単なる被害者としてではなく、それぞれの欲望と希望、傷と戦略を持った個人として描かれる。
溝口の視線は決して彼女たちを断罪も美化もせず、ただ凝視する。
そ…
幸せの形は似たり寄ったりで、不幸の形は千差万別だというが、この映画には本当にさまざまな境遇の女性たちが描かれている。なぜ彼女たちは春を売らねばならなかったのか。その背景や社会的構造に、彼女たちの日常…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
悲惨だけどどの映画よりも他人の人生を見たような感じがした。売春辞めたいのにお金がないからどうにも辞められない女性5人の話。作中ハナエの夫はより江に「もう売春するなよ!」みたいな事言うけど実際お前は売…
>>続きを読む女性たちの戦い方というか、こうでなければ生きていけなかった。
立ち位置に被りがなくて、引きの構図が美しくて見入る。画として過剰な性描写がなくて、品があってよい。
音楽は可愛いようでいて、どこか不穏…
©KADOKAWA1956