ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリーの作品情報・感想・評価・動画配信

「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」に投稿された感想・評価

ai

aiの感想・評価

3.8
絵コンテの大切さはわかっていたものの、
改めて自分が観ていた作品は
あんなにも人生がかかっていたリサーチのおかげとは…

夢物語だからこそリアリティを持たせるって良作の基盤なんだな。
絵コンテを担当する夫と、映画作品のリサーチを行う妻
『卒業』『十戒』の画面構成を作った夫・ハロルドも才能がヤバいんだけど、『スカーフェイス』のためにマフィアへ取材しに行こうとする妻・リリアンありえなさすぎる

『ディオールと私』のラフ・シモンズも相当キツかったけど、本作はそれを上回る仕事の鬼!
『神様は乗り越えられる試練しか与えない』みたいな言葉あるけれど、リリアンは鬼だったので神は地獄を与えたのかって感じ
映画史が大好きなので観たけど、これは1組の夫婦の長い長い闘いの記録だね...

映画のファクトチェックって近年より重要視されるようになったけれど、その礎を築いたのはリリアンだったのな〜...
ゴールドウィン、AFI、コッポラの私設スタジオ、パラマウント、ドリームワークスとあちこちのスタジオや研究所にライブラリーを移してもらえるっていうの、業界でもすごい存在だったんだろうな

マジで観てよかった...まさかドキュメンタリーで泣くとは...
QOL

QOLの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「結婚生活で大切なのはお互いが信じてもらえるように努力すること 相手にとってかけがえのない存在だとね。そうすれば無敵になれる」
有名な映画をつくった絵コンテとリサーチ
「鳥」と「卒業」の絵コンテよき
クレジットに名前がのらないのはなんでだ
ハリウッドの黄金期を半世紀に亘り裏舞台で支え続けたハロルドとリリアン夫婦にスポットを当てたドキュメンタリー。大作の「十戒」、ヒッチコックの「鳥」や「マーニー」、「卒業」「スター・トレック」等100本以上に亘る名作の絵コンテを手がけたハロルド・マイケルソン。そして「スカーフェイス」はじめ映画の背景、時代考証等資料を集めて提供する映画リサーチャーとしてフランシス・フォード・コッポラら多くの監督を裏側でサポートした妻のリリアン。

地味な仕事ながらハリウッド隆盛期を支え続けた11歳差の夫婦の歩んだ人生模様、映画に深く関わり続けた二人の仕事ぶりにカメラを当て、関係する監督らのインタビューなどを通して明らかにする素敵なラブストーリーでした。パトリック・メートの描くハロルドとリリアンのオリジナルイラストも映画にマッチして、とても味わいありました。
個人的意見ですが、
映画の製作について知りたい人にオススメ✨
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.6
「映画監督たちはこのストーリーボード(絵コンテ)を誰が書いたのかを隠そうとした」

・・・なるほどね!
確かにこのハロルドとリリアンはハリウッドの裏側に堂々君臨する巨匠と言っていい!!

ヒッチコックの話が出てきて、一瞬「実はヒッチコック作品はハロルドの作品!?」と愕然としたが、ハロルドの「ヒッチコックには多くのことを教わった」というセリフに安堵。
と、同時に「なーんだ。『卒業』ってハロルド!」笑
あと自閉症の息子が「レインマン」のダスティン・ホフマンのモデルになろうとしていたとは!

次々と明かされる、〈実はハロルドやリリアンの功績だったんだ映画〉が!
「スカーフェイス」まで出てくるのか!

ラストクレジットはもうアカデミーの歴史くらい重厚!!

とんでもないドキュメンタリーでした!
ハロルドとリリアン

これはおもしろかった

ハリウッドで絵コンテを描く旦那さんと、リサーチをする奥さんのお話
数々の名作に関わってるお二人

もうな二人とも映画狂

すごい

奥さんのリサーチで麻薬王に会いに行く下りとかかなり好き

シュレック2のあるキャラクターが二人の名前からきてるとか、ハリウッドって粋だよなぁ
metamegane

metameganeの感想・評価

4.0
リリアンはええ嫁でおまっせ
絵コンテ作家の旦那も功績は大きいけど、リサーチャーの嫁の仕事は昨今の映画製作に問うものを感じる。
ボヘラプに既存ファンが異論を唱えるように、して良い脚色とまずい脚色の判断はリサーチャー次第なのかと。
60~80年代のハリウッド黄金期を影で支えた、絵コンテ作家のハロルドと映画リサーチャーのリリアン夫婦の愛の軌跡。
絵コンテは監督の描く世界をより視覚的に表現するし、リサーチをすることで映画に深みやリアリティを与えている、まさに縁の下の力持ちであり目に見えない功労者である。
この二人がまさにお互いがベストパートナーで話を聞くだけでほっこりする。また度々挿入されるイラストも特徴を捉えていて素敵。
ハロルドは過去パイロットとして戦争に参加した経験があったり、リリアンは孤児であったりと決して明るくはない過去がドラマよりドラマチック。
いち絵コンテ作家から美術総括の立場まで任されたり、ドリームワークスの『シュレック2』に二人をモデルにしたキャラが登場するほど功績の大きさが伺える。
こんな素敵な人達が映画づくりに携わってると思うとこちらまで嬉しくなる。
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