このレビューはネタバレを含みます
いくところまでいくと、
人間って怖いなってお話し。
とても人間らしい人たちでした。
何が正しいかはわかるけど、
何がその人にとって良いかは
その人が感じるものだから、
彼女の選択は良いとは思えない…
ピュー様の低音声とボディラインに同性ながらいつもドキドキしてしまう。
映画としては、ひたすら淡々と不気味。
音楽もなくおどろおどろしいBGMと効果音、静かな会話だけ。
登場人物たちの行動原理が…
19世紀の英国。女性に人権などなく、要求されるのは従順で貞淑な妻でいること、跡継ぎを産むこと。キャサリンは冷酷な舅から外出も止められ、まるで幽閉のような日々。
キリキリと締めつけていたコルセットを…
こんなにもずさんで行き当たりばったりなのに...
原作はロシアの小説(未読)でシェイクスピアとは無関係。ヒロインの役名はレスター夫人。
セリフは僅か、音楽もほぼ無く、静寂のなか不穏な緊張感が続く…
フローレンス・ピューのお顔と声を堪能できる点では観る価値ある作品。
ストーリーは、あんまり分からない。暗い、画面も家も、喜びさえ全てが暗い。
キャサリンの行動は、ほぼエンドレスで「どーしてそうなった…
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