テキサスタワーの作品情報・感想・評価

「テキサスタワー」に投稿された感想・評価

XmasStory

XmasStoryの感想・評価

4.0
アニメーションと当時の映像音声そして当事者たちの証言で描くテキサスタワー銃乱射事件の顛末。日常に降り注ぐ突然の死の恐怖。発泡があっても咄嗟に伏せたり撃たれた人の救出を窺う判断力は自分ないかも。勇敢なリタとクレアの許しが強く残る3月最後の映画。観て良かった。
felicity

felicityの感想・評価

4.1
アニメーションでしか表現できないものと、人の顔の語るものの大きさ。

本当に語り継ぐべきなのは犯人の生い立ちなどではなくて、被害者の人生。
Netflixの配信終了前に滑り込みで鑑賞。
ロトスコープで描かれた事件当日の様子は、臨場感がらあり非常に恐ろしかった。
生き延びた方々が改めて事件を語り、それを映像化することで救われることもあるのだな。

まさに傑作ドキュメンタリー。
ほのか

ほのかの感想・評価

3.7
滑り込み鑑賞してました。



実際にあったテキサスタワーの乱射事件。
犯人の姿も考えも理由もなにも映さないのに、いやだからこそ、実写よりもリアルに感じるアニメ。
実際にその場にいた人の証言もある、そのつなぎがめちゃ上手い。

アメリカ産の映画とか観てて、めっちゃ強気やった人が銃を突きつけられた瞬間に手のひら返したように下手に出るの、よくみるけど、日本人はできない気がするんですよね…。まずおもちゃでしょ?って思っちゃいそう。銃の危険が身近にない(はず)ことはありがたい反面、画面の中の話だと思ってしまいがちだ。画面の中の銃にあまりにも触れすぎた。
SO

SOの感想・評価

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個人的にアッパー系
ドキュメンタリーのなんと映画でこんなに惹き付けられたのは久々です。
犯人の視点が一切入らないストーリ展開なのでもやもやしながらも緊張感をずっと味わえます。
1966年テキサス大学オースティン校で起きた無差別銃撃事件。「その日」の出来事をアニメーションで再現し、当事者自身が振り返るドキュメンタリー。
時計塔から突然撃たれたカップル、警察官、居合わせた近所の一般人、身を隠すしかない学生、救出しに行く学生、TV中継、多くの犠牲者たち。情報量を限定したアニメーションが実写映像以上に現実感を持ち、それぞれの人物視点で状況を物語る。特に日差しの強さ、アスファルトの熱、取り残されたキャンパスの静けさ、時間の流れ、銃声。言葉にできないその感覚を追体験するかのよう。任務遂行する警官も危険を顧みない救出行動も、みな無心というか考えて出来ることじゃないし、時間を経て消化できるものでもないよね…。けれどこの衝撃的事件が風化してしまうほど、その後も同じような事件が繰り返されている現実。
それにしても、美しい色彩表現含むロトスコープ・アニメーションのニュアンスの雄弁さったらない。抑制された距離感と当事者への敬意、時代の空気と惨劇の生々しさが両立するのはこの形だからこそなんだろう。事件の記念碑になるべくこのドキュメンタリーが作られたのかもしれない。犯人だけは決してその姿が描かれないところに強い意志を感じた。
そして余談だけど、このテキサス大学オースティン校ってロドリゲスやウェス・アンダーソン、リチャード・リンクレイターの出身校だ。
onoyame

onoyameの感想・評価

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Netflixでの配信が終了間近だったので鑑賞。被害者を第一に考え、加害者にはほとんど言及しない作りで、テロリズムのドキュメンタリーとして非常によかった。
特に被害者一人一人に焦点を当てて、事件当時の様子を再現することによって、事件が被害者一人一人の人生に与えた影響がよく伝わってきた。

これまで犯罪ドキュメンタリーはどんな人間が犯罪を起こすのかという加害者に焦点を当てたものが人気があった。しかし直近に起きたニュージーランドのヘイトクライムによる銃乱射事件で、「加害者には罰以外何も与えない」というニュージーランド政府の方針があったように、テロリズムによる意思表示をさせないことが重要視されている。
これこそが加害者の犯罪の意図を失わせる方法であって、被害者を第一に考えた方法なのだと思う。
本作は犯罪ドキュメンタリーとして見本となる作りと言える。
picaro

picaroの感想・評価

3.9
例にもれず、Twitterでの盛り上がりに乗っかる形で視聴。どの効果がどのように作用したかなんてことはわからないけど、とにかく丁寧に作られていて、私はこの事件のことをまるで知らなかったけれど、最後には「観てくれてありがとう、聞いてくれてありがとう。」と言われているような、勝手にそんな気持になった。
moirai

moiraiの感想・評価

5.0
配信終了と聞いて視聴。前半のほぼアニメーションでの語りが入りやすくて、事件の発生がより衝撃だった。
50年前だし、行ったことのない場所だし、全部実写だったらもっと客観的に見ていたと思う。
終始、被害者に気持ちを寄せていく構成なので、ラストのクレジットが重かった。

「月光」の意味はsnsで読んで、もう一度聞きたくなった。犯人の人となりなどはでてこないけど、異常者として排除するわけでもない扱い方だったと思う。
滑り込み鑑賞。
犯人描写の排除、当事者の語りのみでの構成、トロスコープ・本人映像・資料映像を織り交ぜる形式、最後の名前リストが映し出される長さ、
実際の事件を描いた映画として最上級に位置すると思う。
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