戦後二十年を過ぎ、懦弱化した国民に敢えて戦争を思い出させるための映画。とは言えまだ戦争を経験した人が大部分の時代。本作もリアルだ。これが平成以降になるとリアルなディテールはごっそりこそげ落ちて、思い…
>>続きを読む戦中派も納得の反戦を全面に押し出さない演出、とのこと
唯一、伊丹十三演じる潮田少尉がシニカルな視点を披露するくらい
回天開発を軍令部に訴え続ける大里大尉、同室の三島少尉にはモデルあり
回天採用の…
2024/8/24
同じ8/15の肉弾がイマイチだったので、東映作品のこちらをお口直しに鑑賞。
予算のためか、まったく会話主体の構成で戦闘シーンはほぼゼロ。
あゝ航空決戦隊の鶴田浩二は最高だったが、…
忠君愛国の少壮士官が戦局打開のため必殺兵器を考案して、採用を迫るべく軍令部の高官を前に自ら死にたがりのキチガイか否かを問うてみせるのが見え透いたようでいやらしい。
それが特攻兵器「回天」の事始…
人間魚雷「回天」の開発、訓練、初めて戦闘に使われるまでを描いた特攻隊もの。
いつものことながら、戦闘アクションというより人間ドラマが中心。
そして東映戦争映画、定番のキャスト達。
潜水艦内のシ…
2021-07-06記。
命中とは、文字どおり命が中(あた)ること。
回天の発案から1発目の命中までの人間ドラマを東映オールスターが演じることに重点が置かれ、戦闘シーンはない。そのため、かなり頭でっ…
やたら豪華キャストだが湿っぽすぎる。
鶴田浩二は相変わらずの力演だが、やり過ぎて任侠映画化。
この時期の松方弘樹はこういう熱血漢(というか盲目的)な青年兵や若侍役が多く、またそれが似合う。
伊丹十…
パケ写のコピーが勇ましい!
でも、パケ写で煽っているほど、戦争万歳な映画では、ありませんでした。
回天というのは、潜水艦に載っけて、敵艦まで近づき、ちゅどーんとぶっ放す、操縦士付き魚雷のことです…
神風特攻隊は知っていたが、水中特攻は知らなかった。知って絶句した。100機を目標に予定を組んでいたのに、3機しか支給されなかった時点でもう戦況は目に見えているであろうに、精神論だけでなんとかなる時代…
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