烏に重なる若い兵士、屋上の洗濯物と親子、隔てる窓がなくなるや否や鮮やかに浮かび上がる音、緑。何でもない風景に感動して泣きそうになる。意味が削がれて削がれてゆく、そのたびに剥き出しの意味を突きつけられ…
>>続きを読む死に場所を求めて彷徨う男と、彼を乗せた人々との断片的な対話。キアロスタミは極限まで削ぎ落とした構成の中で、生と死のあいだにある“沈黙”そのものを描き出す。
〈死にたい〉という言葉が、〈生きる〉ことへ…
昔話にでもありそうなごくシンプルなプロットで、画面変化もほとんどないけれど、却ってそれが視聴者に感情を醸成するゆとりを与えてくれて、味わい深い作品になっていると感じた。映像に感情を乗せたり、映像で感…
>>続きを読む「私は死を置き忘れて」
といったようなちょっとしたセリフが良い。
ここでいう美しい自然を作り人間を慈しんでくださる神とはアッラーのことだけど少しずつやはりキリスト教世界とは違って面白い、もとは同じな…
めちゃくちゃ良い
桑の実の話が良かった…
そうやってちっちゃいことに救われながらみんな生きてるのかもな
人生の先輩って話聞くと何かしら腑に落ちることを言ってくれる気がする
映画のジャケットはピンク色…
パルムドール受賞作品とのことですが、結末ありきのご都合主義的で、安直な内容に思えました。
そもそも彼は本気だったのか。お爺さんの語りはそんなにも影響力のある内容だったか。
ちょっと全体的にぬるい気が…
なんという人生賛歌なのだろう。老人の語りかけるこの世界の美しさが、己の実体験を呼び起こす。校舎の渡り廊下からみた夕焼け、祖母の家からの帰路でみた高速道路からの夜景、飲み会終わりに寝ぼけ眼で見た月、母…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami