フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法2017年製作の映画)

The Florida Project

上映日:2018年05月12日

製作国:

上映時間:112分

あらすじ

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」に投稿された感想・評価

子供の目を通して見ると、どんな世界もマジックキャッスルなんだよね🏰
ametmovi

ametmoviの感想・評価

3.9
つらい現実がそこにはあって映画だけの話じゃない。

この親子はよく映画の主人公になるような例外的な親子じゃなくてどこにでもある貧困層のテンプレート的な親子なのだと思う。それをパステルカラーで色鮮やかに写し、ムーニー視点で描かれていく。
ムーニーは純粋で毎日を楽しむ。ムーニーにとってはこの安モーテルはディズニーランドのようで幸せな生活だった。
ムーニー視点からはその幸せを壊したのは大人達の勝手で、それは子供だからと言って何も教えてくれないからで仕方のないことだと思う。
だからラストシーンの子供達は夢の国へ逃げていくのだろう。大人の勝手の届かない所へ。
buenavista

buenavistaの感想・評価

4.0
タンジェリンから良いなと思っていた監督の作品🎵

ヘイリーとムーニーの底辺な生活を
アメリカの見えにくいリアルなんだなと感じる一方、平々凡々に生活する私はどれだけ恵まれているかと感じる、しかしながら視点は、あくまでもムーニー等の子供視点で悪戯&悪態放題ののびのびガキども☺

映像で見るかぎりはムーニーの演技が巧くかわいいと思うくらいが、近所にいたらと思うとゾッとするね。
しかも文句いいに家行ったら、タトゥーだらけの母親と来たもんだ☺

良いところは、管理人のデフォーが一切同情して変に手助けしないこと☺援助しないところ、デフォー視点がたぶん私たち目線なんだろうなぁ
隣り合わせでも一線は介すような上手いなぁ演出(  ̄▽ ̄)

ラストはやはり子供
夢の国へ逃げ込んでって
状況は変わらないのにね☺
うまに

うまにの感想・評価

4.0
ウィレム・デフォーが黄昏れながらタバコをふかしたり、不審者を追い出したり、鳥を追い出したりするのが最高。
それだけの映画では全くないんだけど、それ以外の要素を言葉にしにくい。
MIZUHO

MIZUHOの感想・評価

4.0
これは台本があるの?演技なの?という映画。アメリカだけじゃなく世界中どこにでもある現実
Mana

Manaの感想・評価

4.5
ムーニー達が可愛すぎた
いかにもアメリカって感じがしたいきたい、、!
ママはダメダメだけど子供は可愛がってて、
もっと裕福でも子供を大事にしない親って多いだろうしなんだかんだムーニー幸せなんだろうなっておもった
私もママが大好き
ボビーはただただいいやつ
名画座二本立て
併映「悲しみに、こんにちは」

アメリカ・フロリダ州。
ディズニーワールドの近くでは、
母親ヘイリーと6歳の娘ムーニーが「マジック・キャッスル」という安モーテルでその日暮らしをしている。

ムーニーは生意気盛りでイタズラばかり。ヘイリーは躾を完全に放棄。

明るいフロリダの太陽の下、ポップというより、人工甘味料たっぷりのお菓子のような建物で刹那的に暮らしている。

段々とその生活は破綻していく。

ヘイリーはムーニーのイタズラを叱ってあげてほしかった。親が叱らないことで、子供は罪悪感を持たずイタズラがエスカレートしてしまう。
併映の「悲しみに、こんにちは」の叔母はしっかりと叱ってくれたので、余計にそう思う。

ヘイリーが決してムーニーに手を上げないところにはホッとしたが。

代わりにモーテルの管理人ボビー(ウィリアム・デフォー)が、子供達を叱り見守ってくれている。

ボビーがいなかったら、このモーテル崩壊しているんじゃないだろうか。

そんなボビーも自身の家庭は上手くいってないよう。

印象に残ったシーン

ムーニーの楽しそうな入浴シーン。いやに何回も出てくるな〜、と思っていたが、そのシーンの意味を知った時のショック。

ムーニーがラストで友達のジャンシーに感情を露わにする。今まで見ないようにしていた現実を直視しなくてはいけなくなる、もう甘いお菓子の家にはいられない、というムーニーの感情の爆発に、初めて本音を見た気がした。この時のムーニー役のブルックリン・プリンスの演技が凄い!

この後のラストは色々解釈があるようだが、私は甘い夢を完結させるための到達点であり、ここから先は甘くない現実だよ、と言われている気がした。

「悲しみに、こんにちは」のラストと見比べてほしい。同じ感情の爆発でも意味するところは全く違う。

今回、この二本立てを企画してくれたキネカ大森に感謝したい。
ゆう

ゆうの感想・評価

3.5
貧困といった苦しさの中で暮らす大人の姿と、そんなことは知らずに無邪気にすごす子供の姿。

舞台はモーテル。どうやらフロリダ州ディズニーワールドの真横らしいのだが、最後になって気づいた。

そのためか、なんだかエンディングが微妙だった。

愛情たっぷりの親子関係や見守るモーテル管理人ボビーのあたたかさは見ていて気持ちよかった。
Mi

Miの感想・評価

3.0
2019.2

夢の国のすぐ側にある貧困

カラフルな色彩は子ども目線を象徴したかのよう
ー感想ー
見事な社会風刺、心が痛みます。でもこの作品の最大の良さはそこではく、一貫して世界が子供視点で描かれいる点ではないでしょうか。舞台はディズニーワールドから1番近くて1番遠い貧困者のコミュニティーとなったモーテル。そんな悲惨な状況を何も知らない無垢な子供を見てるとなんだか観てる私も楽観的に観てしまいそうになりますが、この現実は目を逸らすわけにはいけません。これからディズニーに行くたびにこの作品を思い出してしまいそうです。ラストシーンは少し強引でしたが、監督の強いメッセージを感じました。




ー考察ー
The Florida Projectとはディズニーワールドでフロリダをテーマパーク化しようとする政策のこと(多分)。
この作品ではそのprojectで完全に隠れてしまった半ホームレスとも呼べる人々の生活を描いています。なぜ貧困な彼らが割高なモーテルに定住しているのか。それは安定した収入が無いからだと考えられます。「ん?逆じゃない?」と耳を疑いますよね。貧乏すぎるがゆえに定住できる住まいがなく、その場しのぎでモーテルに泊まるしかないのです。じゃあ働き場所探せばいいじゃないと思うかもしれませんが、職を持ちながらもモーテルに住む家族の姿もそこにあるのです。おそらく最低賃金以下の給与で働いてるのでしょう。
ディズニーワールドに手を回した結果、放置された貧困層。この作品をきっかけに、また新しいFlorida Projectが提唱されることを願います。
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