ロシアの劇作家チェーホフの戯曲を英語で映画化したアメリカ作品。
名声を求め夢見る田舎娘から転落し忍耐力で強く生きる女性へと変化する、シアーシャ・ローナンの演技は天晴れ。
自己中で支配的な“大女優”…
「わたしは、、かもめ。いいえ、そうじゃない、わたしは女優。」の台詞の意味が観てわかった気がする。舞台〈楽屋〉を演じるにあたってチェーホフ作品を読むように言われとりあえず映画で観賞。女優とは、を考える…
>>続きを読む「思う人から思われず」の定型プロットを確立したチェーホフの代表的な戯曲の映画化で、ひねりを加えず素直に作ってるところに好感が持てた。チェーホフ作品の特徴である「己の置かれた状況に苦しむ登場人物たち」…
>>続きを読む12/2/2023 sun 22:33 Amazonプライム
NTLのために思い出し&かもめって舞台版しか観たことないなあの気持ちで復習。数年ぶりに観て、え、こんなにキャラクターが粒立っていてこん…
チェーホフの原作を読んだことがないので分からないけれど、十分楽しめた。登場人物の人間関係や心理が少しずつ読めてくるところが舞台をベースにしているようで好き。演技力がどの俳優もすばらしい。ここも舞台劇…
>>続きを読むコスチュームデザイナー、アン・ロスだ!
チェーホフなのに英語です
楽しい人生を送ってきたし満足してる
だが創造という
精神の高揚を経験できるなら
今の人生を捨ててもいい
新たな高みに舞い…
銀幕短評(#803)
「かもめ」
2018年、アメリカ。1時間38分。
総合評価 84点。
登場人物の いちいちのセリフ回しが大仰(おおぎょう)で 芝居じみていますね。
と思ったら、ああ、「…
なんだかみんな嫉妬してて、みんな退屈してて、おもしろい。
こんなに悲劇的な喜劇は観たことがない。
誰も幸せそうじゃなくて、あまりにも救いようのない喜劇。その皮肉に笑ってしまう。
私は報われない人…