原作は戯曲としては名作なんだろうけど、映画作品としては残念な出来。心理描写が薄っぺらい。直接的な描写じゃなく、観客に感情を汲み取らせるような描写がない、ってこと。だから誰にも共感できない。
唯一、…
上質な映画。チェーホフの原作は知っていたが読んだことはなかった。登場人物が複雑なので、予習してから観た。登場する誰の視点から見るかによって、捉え方が変わる。まさに演劇的という構成だが、映画として、そ…
>>続きを読むチェーホフ四大戯曲の最初であり、『ワーニャ伯父さん』の前に書かれた『かもめ』の映画化。
『ドライブ・マイ・カー』のテーマとも重なると思いました。
原作『かもめ』の解説によると、
「すれちがい」交…
「私には関係ない」
登場人物たちが都度口にするこの言葉が
引っかかった。
結局、人は本当にはわかりあえないし
孤独。
他人どころか自分のことすらわからない時は
それ以上に孤独。
親しい人の近くにい…