このレビューはネタバレを含みます
ふざけあう姿は、女子寮の一場面を切り取ったかのよう。あどけなく明るく無邪気な少女たち。
でも、一人一人のストーリーはとても日本では考えられないような重いもの。盗み、クスリという言葉が笑顔の中で普通に…
イランの少女更生施設を舞台にしたドキュメンタリー
赤ちゃんを抱き涙を流す女の子のシーン
鳥が針金に止まってるシーン
歌を歌うシーン
見た後しばらくふわふわする
施設を出た後のシーンが混沌としてた
…
一見あどけなく見える少女たち一人一人が背負った人生の重みに打ちひしがれ胸が潰れそうになり嗚咽を堪えた。この少女達の問題だけでない世界的普遍性を考えると辛すぎる現実だが、彼女達の強さに救われる思いもあ…
>>続きを読む存在のない子どもたちを思い起こさせた。
こちらは純粋にドキュメンタリーで良いのだろうか。
塀のなかで、管理され監視されていても
生きるということだけ取り出せば
ここは、安寧の地。
人生から生きる…
彼女達に負うべき罪など始めから無かったのだと思う。
スクリーンに映し出された姿は、”つみびと”ではなく、むしろ天使たちだった。
そして、彼女達の姿を通して見えてくる社会のありようがあまりにも辛すぎた…
©Oskouei Film Production