やさしくなあに 奈緒ちゃんと家族の35年の作品情報・感想・評価

やさしくなあに 奈緒ちゃんと家族の35年2017年製作の映画)

上映日:2017年11月04日

製作国:

上映時間:110分

3.7

あらすじ

障がいのある奈緒ちゃんと家族の日々。カメラは35年間、回りつづけた。 笑ったり泣いたりしながら営まれる家族の日々を、カメラは35年間、丁寧に記録しつづけました。

「やさしくなあに 奈緒ちゃんと家族の35年」に投稿された感想・評価

江戸川区で25年以上続くGW恒例のドキュメンタリー映画祭での上映。
一人の知的障害のある女性とその家族を30年以上に渡り記録し続けていて、世界的にも珍しい稀有な記録ではないか。
監督が親族であるための近さやぬくもりがあると同時に、親族なのに突き放したようなスタンスも感じられ、独特な世界が感じられる。
津久井やまゆり事件にもふれているが、奈緒ちゃんが心の支えというお母さんの声を被告に聞かせたい。
奈緒ちゃんこと西村奈緒さんがとても明るく元気なキャラクターなので、てんかんの発作を起こす場面と毎日薬飲まなきゃいけない事以外は、特に可哀想とかあまり思わなかったな(それが良かった)。時の重みは感じるけれども。
ご両親の“私たちに何かあっても生きていけるように”との願いからグループホームで暮らすようになる奈緒さん。毎日就寝前に長電話をかけてくる娘に対し、お母さんは「全然人の話を聞いてない」とかカメラの前で散々愚痴るんだけど、絶対に自分から切らないんだよな、電話。
奈緒さんの声と共に現れる魔法のようなコトバ(タイトル)。背後には三日月でも満月でもない、でもとても大きな月。みんな、まんまるなおつきさまじゃないと有り難がっちゃくれないけど、欠けていたって月は美しいんだな…なんてことを(そういうメッセージが込められているかは定かではないが)強く強く思った。とても素敵なタイトルバック。
障害者の奈緒さん、オカン、弟、缶チューハイの銘柄に統一性がない親父の家族の物語
shioko

shiokoの感想・評価

4.0
よかった。出てきた人の気持ちがストレートに刺さる。監督にもエールを贈りたくなりました。
cinemar

cinemarの感想・評価

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35年間、一家族を追い続ける、リチャード・リンクレイターもビックリの濃密映画。

情的に生きる奈緒ちゃんに対し、理性的に生きてきた(そうせざるを得なかった?)母の姿、、
流れ、流れるなか、それでもまた、二礼、二拍、一礼に帰ってくる。

伊勢さんと西村一家の関係が素敵にみえました。
昨年末に公開されていた時は観に行けなかったのですが、『嘘を愛する女』を観た帰りに上映会をやっていて観れました!

てんかんがあり知的障害がある西村奈緒さんとその家族の35年間をまとめたドキュメンタリー。

小さな時は奈緒さんの周りにはいつも笑顔が溢れていたが、次第に幼馴染の死・家族の崩壊と再生を映像は切り取っていく。
特に盛り上げるでもなく淡々と…それが観ている側にもリアリティを感じる。
綺麗ごとでは済まない社会、争いが絶えない社会。
それを奈緒さんは一番嫌いなのかもしれない。
だから喧嘩が周りで起きたら「やさしく、なあに?」と訴える。

撮影中、一度だけてんかんで発作を起こし倒れるシーンがある。普段撮影中に倒れることはなかったらしい。
その時にお母さんがボソッとスタッフに「ごめんなさいね」と言うシーンがある。
何気ない一言なんだけど、お母さんがずっと抱えてる気持ちが表現されている気がする。
この後にお母さんは我慢の限界がきてある行動を起こすのだが、そこに繋がる表現だったように後になって思った。
ねこ

ねこの感想・評価

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お母さんに結構フォーカスが当たっていて、それがとても良かった。